前回は過去問に
・何時間かけるべきか
・何回解くべきか
・何年分解くべきか
・昨年分はいつ解くのか
を解説しました。
しかし、仕事や学校・家事、育児に忙しければ予定通りに進まないのが常、というもの。
過去問を5年分、しかも3回以上回す、となれば相当の時間・労力を要するのも事実。
平日で2時間、土日で5時間以上捻出するのは全く無理、という人も多いでしょう。
ということで今回はこの時期に絶対に押さえるべきポイント、を解説したいと思います。
それは、厚生年金保険法の学習です。
と言うのは、受験指導校に通っている場合、多くは労働基準法から始まり、雇用保険法、健康保険法・・・、で最後に厚生年金保険法へ至ると思います、最後に一般常識といったところでしょうか。
よって学習時間の足りていない科目に時間を掛ける、という意味です。
学校によっては、それを逆手に取って厚生年金保険法から始まり、労働基準法を後にする、といったことをするのを聞いたことがありますがこれは少数派でしょう。
よって、年金が苦手、という受験生の声はよく聞きます。合格者が集まった会でも、労働基準法・雇用保険法が得点源で年金は足切りだけは免れたい、といった声が多かったです。
あとは厚生年金保険法は年金の計算、特別加算など金額が多く出てくるため、苦手意識を持つ方も多く、それが理解の妨げになっている気がします。
テキストや問題集を改めて総ざらいし、理解できる箇所を増やしていきましょう。
要は6月中までに全科目の基礎固めを行い、7月から模擬問題などを多く回していき実戦的な勉強を進めていくための準備をするという事です。
年金が苦手でない、という方は今までの学習で不明・曖昧にしていた科目、過去問で得点が取れていない科目、の学習を進めていきましょう。言い換えれば「足切りに掛からない」学習をしましょう、ということです。
※7月・8月は「合格点を取る」ための学習になります。
参考になれば幸いです。