3Dプリントしないで作図検証を終える

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いつの間にか、そうなっていた。3Dプリントは検証のため、テストプリントが必ず必要だと思いこんでいた。いつの間にか検証ルールや作図補助ツールが揃ってきて、3Dプリントをしなくなった。

たぶん、設計が1000例を超えて作図ルールが身についたこともある。変な人になりつつあるなぁと自分でも思う。1年前は、千分の1ミリ設計ルールがきつくてしょうがなかったのに、現在では百万分の1ミリ設計ルールを平気で終えてしまう。

千分の1ミリルールは、3Dプリントの世界では絶対的に守るべき設計ルールだけど、ほとんど誰も周知してない。なぜかというとFDM機では0.1ミリぐらいが製造の限界だから。その100倍の精度が千分の1ミリってことで、千分の1ミリ設計は絶対なのです。よーし、ならばもう千倍ってことで、百万の1ミリルールで設計をし始めた。この世界になると、ちょっとした作図の崩れが全体に影響を及ぼす。でも、私は2ヶ月で慣れた。誰もわからないけど、私はズレを読める。

今後、3Dプリントの精度は上がる一方だろう。生産現場で図面っていうのはすごい資産なのだけど、精度の低い図面から精度の高い図面への書き換えは、現実的に不可能だから精度の低い図面は将来捨てるしか無い。異様な精度の図面が必要になる時期はまだまだ遠い未来だけど、そこまで遠くないと信じたい。
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