人の顔色が気になる。
会話のテンポについていけない。
悪気はないのに相手を怒らせてしまう。
境界知能の方にとって、人間関係は毎日が綱渡りのようなものだと思います。
私自身、伝達ミスで大きなトラブルになったことがあります。
聞いたことと違う内容を伝えてしまい、周りに迷惑をかけた。
気の利いた返答ができなくて、いつの間にか仲間外れにされていた。
そういう経験を何度も繰り返してきました。
関わる人を減らしていい
当時の私に一番伝えたいのは、「全員とうまくやろうとしなくていい」ということです。
境界知能の方は、人と関わるだけで普通の人の何倍もエネルギーを使います。
その上で全方位に気を遣おうとしたら、すぐにキャパオーバーになります。
自分にとって本当に必要な人間関係だけ大切にする。それで十分です。
ときどき寂しくなることもあります。
でも、無理に広げた人間関係で消耗するより、少ない関係を丁寧に維持するほうが、結果的に穏やかに過ごせます。
「期待しない」は冷たいことじゃない
もう一つ楽になったのが、「他人に期待しすぎない」と決めたことです。
「これだけやったんだから、相手もこのくらい返してくれるだろう」。
そう思って裏切られると、一気にしんどくなる。
でもそれは、自分が勝手に設定したハードルに相手が届かなかっただけなんですよね。
「してくれたらラッキー」くらいの気持ちでいると、心に余裕が生まれます。
相手を信用しないという意味ではなく、自分を守るための考え方です。
怒りの手前にある感情に気づく
境界知能の方は、感情のコントロールが難しいと言われています。
前頭葉の働きが弱く、感情の抑制が効きにくいからです。
ただ、一つ知っておくと楽になることがあります。
怒りは「二次的感情」だということ。
怒りの手前には、「困っている」「悲しい」「蔑ろにされた」という一次感情がある。その一次感情に気づいてあげるだけで、怒りが和らぐことが多いんです。
「あ、私は今困っているんだな」と心の中でつぶやくだけでいい。
それだけで、怒りに飲み込まれる回数は確実に減ります。
人間関係のしんどさ、話してみませんか
人付き合いの悩みは、一般的なアドバイスでは解決しにくいことが多いです。「距離を置けばいい」と言われても、職場では距離を置けない。
「気にしなければいい」と言われても、気になるものは気になる。
あなたの具体的な状況を聞いた上で、一緒に考えます。電話相談、1分100円です。