サピエンス全史を読んで

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イスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリの書いた『サピエンス全史』(河出書房新社)についてご紹介したいと思います。
同書は人類の文明を俯瞰して、歴史的事実から検証した書籍です。
そこに堀江貴文氏も注目された言葉
「人間は穀物に家畜化された」
と書かれています。
旧石器時代、人類は狩猟採集民族であり、人々は狩りや木の実の採取に暮れる毎日を送っていた。しかし、時代が進むと、農耕の技術を得ることになりました。そこから状況は激変してしまいました。
農耕が中心となると、作物が育つ田畑を守るため、狩りのための移動をやめる必要があります。自分の田畑を管理しなくてはなりません。
やがて人々はより大きな集団をつくる必要から、村社会をつくって生活するようになります。
人々はそれぞれ自分の田畑に近い、決まった土地で生きていくことを強いられました。
結果として暮らしていく場所は決まり、それぞれの仕事の役目を決めることによって「自由」を失ってしまったのです。
狩猟採集民族だった頃の刺激的でエキサイティングな日々は、退屈で単調な労働中心の日々に変わってしまったのです。
ハラリはその人類の様変わりを、「穀物に家畜化された」と説いています。
現代では機械やITによる穀物生産の自動化が進み、みんなが集団で働かなくても食べ物が人々の食卓に届く仕組みができあがりました。
農耕に縛られていた頃の不自由さに、人間はもう我慢しなくてよくなったということです。
でも、それにもかかわらず「仕事に文句を言いながらでも、気が進まない集団に属してでも、懸命に労働するべきだ」という理不尽な常識が社会に残っている。
これはなぜなのだろう?
今や額に汗して働かなくても、みんなが食べていける…
これは本当のことなのに、農耕で培われた人間の固定観念がそれを認めようとしない。
勤勉に働かなければ食べていけない、我慢して働くことが美徳、と人々が考えてしまうのは、変わることを拒否する人間の本能がつくり出した〝常識″のせいだと言います。
「食べていくため、安い賃金でも雇ってもらって我慢しなければならない」
こうした誤った常識がなくならないから、労働単価は上がらないし、仕事の量も減らない。そして困窮が増していく。賃金が安い仕事に満足できなければ、辞めていいのだ。
そうした人間が増えれば、雇う側は賃金を上げて募集せざるを得なくなる。
仕事を辞めている間は、スマホを使って、メルカリやAirbnbなどのC to Cのビジネスでお金を稼いでいれば、当面は困らない。
食べるためには、集団の中で個性を殺して働かなくてはいけない……。
そんな旧時代の固定観念は、軽々と捨ててしまおう。ITはそうしたあなたの生活を的確にサポートしてくれるはずだ。
大きな話から入ってしまったが、これが人類の真実なのである。僕たちの世界はもう、働かなくていいというフェーズに移行した。いや、狩猟採集時代当時の権利を取り戻したと言うべきか。
堀江氏は次のように語っています。
堀江氏:「僕の本の読者には、“働かなくても生活できる”という人生を、夢の話だとは思ってほしくない」
「スマホを持つこと=有能な部下を複数持つことであり、人工知能の発達により、人間がやらなければならなかった仕事はどんどん減っている。スマホを使っているだけで、あなたも実感できるはずだ。」
「飛行機のチケットをカウンターの担当者に予約する、翻訳者を雇う、計算、設計、議事録のまとめ……。
少し前までは人手に頼っていた作業の大部分が、もう、スマホを使うことで代行されている。
ひと昔前の感覚で測るなら、スマホを1台持っていれば、数十人の有能な部下を持っていることと同じなのだ。
ベーシックインカムも、それほど遠くない未来に実現することだろう。
すでに欧米の国々で試験的に実施され、真剣に検討されている。」
「働かず、好きなことだけして生きていける社会に、いま、世界規模で移行していることを強く自覚してほしい。
すると、スマホで実現すべき本質的な行為とは何か、自然にわかってくるはずだ。
低賃金で我慢しながら気の進まない集団に入って毎日を過ごすのではなく、
好きなことに集中して、自分だけの価値を生む行為にシフトする、ということだ。誤解してほしくないが、スマホを持っているだけで食べていくことはできない。スマホを持って、どう行動する? 何を狩りに行く?
その考え方が求められる。
最低限の食べるための労働はテクノロジーに任せて、僕たちは何にも縛られることのなかった、かつての狩猟採集時代の興奮を取り戻していこうではないか。」
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