日本政策金融公庫の創業融資における創業計画書のアピールポイントについて、前回の”その1”、”その2”、”その3”に引き続き、記載致します。
今回の記事は最後として、
4)面談前に創業計画書を自分の言葉でアピール
5)過去の滞納・遅延が無いことを面談時にアピール
の2つについて、記載致します。
(ご参考)
1)自己資金から逆算して融資可能額をアピール
2)実績・経験に裏付けされた事業内容で具体性・実現性をアピール
3)明確かつ納得性の高い資金計画のアピール
4)面談前に創業計画書を自分の言葉でアピール
5)過去の滞納・遅延が無いことを面談時にアピール
4)面談前に創業計画書を自分の言葉でアピール
申し込み後に融資の担当者と行う面談時には、作成した創業計画書に基づき、創業する事業の内容を自分自身の言葉で説明しなければいけません。
その際に大事になるのが、説明に説得力を持たせられるかと熱意です。
どのように社会貢献したいか、社会課題を解決していきたいかなどを具体的に熱く語るのも大事だと思います。
創業計画書の表面だけをさらい、ネットなどで調べた言葉やフレーズで説明したとしても具体性に欠け、融資担当者を納得させるのは難しいと思います。
融資担当者も融資を通過させるために稟議書を作成し、担当者の上司へ融資OKの決裁をもらって、融資がなされるので、融資担当者を説得できないのであれば、その先の上司を説得するのも難しいでしょう。
例えばですが、面談では創業計画書に記載しているような、創業者のこれまでの経歴・実績や創業の目的・背景、創業事業の強み、市場環境などを含めた事業内容、今後の損益計画、自己資金・信用状況などのヒアリングがなされます。
それに適切に回答できないと、融資担当者に融資しても大丈夫という説得力をもたせることができないため、事前の面談シミュレーション練習が必要です。
練習といっても難しいことではなく、創業計画書に記載している内容を自分の言葉で伝えられるかが重要となります。どういうことかというと、創業計画書の内容だけ読むのであれば、あまり練習の意味はなく、自身のエピソードなどを交えることによって、具体性や説得力が増すのです。
ここを怠ると面談時にスムーズなやりとりができなくなり、やはり融資担当者を不安にさせかねませんので、事前の練習を行い、慣れておくことが重要です。
練習といっても大げさにすることはなく、独り言をひたすらつぶやくでもよいですし、それがさみしいなら家族・知人に聞いてもらえればよいと思います。
そうやって、面談対策もしっかり行うようにしてください。
業種によっては店舗や事務所の訪問もあるため、面談と同時進行で店舗などの準備も進めておけばよいと思います。
5)過去の滞納・遅延が無いことを面談時にアピール
創業者の過去の信用情報については、確実にチェックされます。
信用情報とは、クレジットカードの支払状況や過去の借入金の利用状況、滞納状況などです。
例えば、個人で住宅ローンがあり、きちんと毎月の支払を行っている分には問題ありませんが、遅延・滞納履歴があった場合には、この人は期日通りに払えない人なんだと判断され、おそらく融資は認定されない可能性が高くなります。
どんなに素晴らしい事業内容だったとしても創業者の過去の遅延・滞納によって融資を断られたというのはよく聞きます。
他にも各種の公共料金や税金・社会保険の支払なども直近の通帳などから支払状況をチェックされますので、油断は禁物です。
また、過去の遅延・滞納の心当たりがあり、心配な方は、自身の信用情報を確認することができます。個人の信用情報を管理している機関(全国銀行個人信用情報センター、CIC、JICC、といった組織)があり、情報の開示請求をすると教えてくれるので、そこで確認できます。
開示請求の手続きには手数料がかかるため、事前に各機関のサイトなどからお調べして手続きされるのがよいと思います。