それでは、第9回の内観講座を始めていきましょう。
今回も、内観がうまくいかないポイントや、よく迷いやすい部分にフォーカスして解説していきます。
《内観の流れ》
①目を閉じてリラックスする
➁目の前にもう一人の自分をイメージする
③もう一人の自分に問いかけをする
④問いかけによって問題の本質を癒す
⑤もう一人の自分を自分自身と重ねる
今回は、「⑤もう一人の自分を自分自身と重ねる」のステップがうまくいかない場合について解説します。
前回の講座では、「良い・悪い」で判断せず、不完全な自分を受け入れることによって癒しが進むとお伝えしました。
今回は、その癒したもう一人の自分のイメージを、自分と重ね合わせることで内観を締めくくる方法についてご説明します。
とはいえ、特別難しいことではありません。
癒したもう一人の自分のイメージを、自分自身に重ね合わせる――ただそれだけのイメージで大丈夫です。
もし、人の形でイメージするのが難しい場合は、もう一人の自分を「光の玉」としてイメージし、それを胸にしまう形でもOKです。
ここでひとつ、大事なポイントがあります。
もう一人の自分を重ねた後に、
「内観で解決しようとした問題について、あらためて自分に問いかけてみてください。」
特に抵抗もなく受け入れられたなら、内観は大成功です。
ですが、その時点でまだモヤモヤが残る場合は、
癒し切れていない、あるいは問題を本当に腑に落とせていないサインです。
その場合は、もう一度もう一人の自分をイメージし、
「まだモヤモヤが残っているけど、それはなぜ?」と問いかけて、さらに深掘りしてみましょう。
新たに、より深い部分にある本質的な癒しポイントが見えてくるかもしれません。
とはいえ、最初にもお伝えしたように、内観は決して無理をして行うものではありません。
ここで「私の内観では癒せなかった」と自己否定する必要はまったくありません。
また次の機会に持ち越しても、何の問題もないのです。
「今日はここまで癒せたから、これで良し。」
そう思ってください。完璧である必要はありません。
自分のペースで、自分がやりたいと感じた時に、できる範囲で進める。
これが、内観の本来のスタイルです。
そして、内観は「必要な時に、必要なタイミングで」自然と機会が訪れるものです。
焦らず、不安にならず、自分を信頼して待ちましょう。
それでは、第9回の内観講座はここまでです。
次回は、「内観とヒプノセラピーの相乗効果」について解説していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。