それでは、第10回の内観講座を始めていきましょう。
今回は「内観とヒプノセラピーの相乗効果」についてお話しします。
これまでの講座の中でも何度か「困ったときはヒプノセラピストに相談してください」とお伝えしてきました。
それほどまでに、内観とヒプノセラピーは密接な関係があるのです。
まず大前提としてお伝えしたいのは、
内観は非常に優れたセルフメンタルケアの手法ではあるものの、万能ではないということです。
内観によって日々癒しを積み重ねることで、
・自己否定から抜け出す
・自己肯定感が高まる
・自分を認め、許せるようになる
といった変化が起こっていきます。
しかし、そのプロセスの中でほぼ必ず直面する壁があります。
それが「ブロック」です。
以前の講座でもお話ししましたが、この「ブロック」は、ほとんどの場合内観だけでは乗り越えることができません。
なぜなら、ブロックに触れると以下のような反応が起こり、内観がうまく進まなくなるからです。
思考が固まる
イメージが湧かない
もう一人の自分から何も返ってこない
強い眠気に襲われる …など
これは「内観が上手くできていない」という問題ではありません。
単純に「先に進めない状態」――それこそがブロックなのです。
では、なぜこのような状態になるのでしょうか?
それは、ブロックが「癒されていない本質の部分」であり、
同時に「自分が見たくない」「ずっとフタをしてきた」部分だからです。
そして、このような部分は自分自身だけではなかなか癒せません。
だからこそ、ここでヒプノセラピーの力が必要になるのです。
経験豊富なヒプノセラピストであれば、
このブロックの部分に働きかけ、解除することができます。
なぜなら、当事者ではなく第三者の視点で見られるからこそ、
自分では気づけなかったポイントに光を当てられるからです。
私自身の経験を少しお話しします。
私は「自己否定」が大きなブロックでした。
何度も内観で癒そうとしましたが、なかなかうまくいかず、
しっかり取り組んだつもりでもモヤモヤが残り、疲弊していきました。
そんなときに、
「内観だけで全てを癒すのは難しい」
と気づき、ヒプノセラピーを受けることにしました。
そのセッションで明らかになったのは、
私の根底にある「他者と比較する癖」でした。
「えっ、そんなこと?」と思われるかもしれませんが、
当事者になると、意外とそうした“単純なこと”に気づけなくなるのです。
ですので、繰り返しになりますが、
もし内観でつまずいたら、ぜひヒプノセラピストを頼ってみてください。
それが、より深く癒しを進めるための近道になることもあるのです。
もちろん、私もセッションを承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。
それでは、第10回の内観講座はここまでです。
次回も引き続き、「内観とヒプノセラピーの相乗効果」について解説していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。