それでは、第11回の内観講座を始めていきましょう。
今回は、前回に引き続き「内観とヒプノセラピーの相乗効果」について解説していきます。
前回の講座では、
「内観は非常に有効な手法であるものの万能ではなく、“ブロック”を外すにはヒプノセラピーが有効である」
ということをお伝えしました。
今回は、なぜヒプノセラピーが内観と相乗効果をもたらすのかについて、より詳しく見ていきましょう。
ヒプノセラピーと内観は、本質的に共通の目的を持っています。
それは、**「自分を認め、許し、癒すこと」**です。
わかりやすく言えば、
内観は「自分の心の見えている部分」を癒すもの
ヒプノセラピーは「自分でも気づけない、見えていない部分」を癒すもの
このように捉えると、それぞれの役割が明確になります。
つまり、内観とヒプノセラピーを組み合わせることで、
意識下(顕在意識)と無意識下(潜在意識)の両方を癒すことができるのです。
さらに、ヒプノセラピーで行う問いかけや、感情に沿って展開していく流れは、
そのまま内観の「引き出し(バリエーション)」を増やすことにもつながります。
言い換えると、ヒプノセラピーは“内観の教科書”のような存在でもあります。
ヒプノセラピーを受けた回数だけ、内観も自然と上達していくのです。
反対に、ヒプノセラピーの質を高めるうえでも、日々の内観が役立ちます。
普段から自分の心と向き合い、自分の感情に正直であることによって、
ヒプノセラピーの誘導にも柔軟に対応でき、より深い癒しが得られやすくなります。
少し余談になりますが、
ヒプノセラピーと内観を繰り返し実践していくと、やがて**「セルフヒプノセラピー」**が可能になる場合もあります。
セルフヒプノセラピーとは、自分自身で催眠状態に入り、癒しを施す方法です。
内観よりもさらに深く、自分の過去や前世まで癒すことができるようになります。
ただし、セルフヒプノセラピーでも「ブロック」に直面した際は、やはり自力での解除は難しい場合が多いため、
そのときは迷わずヒプノセラピストに相談することをおすすめします。
このように、内観とヒプノセラピーはお互いに補完し合う関係にあり、
組み合わせることで大きな相乗効果が期待できます。
どちらも本質は「癒すこと」。
この原点を忘れなければ、内観やセラピーの方向性に迷うことはありません。
それでは、第11回の内観講座はここまでです。
次回もお付き合いいただければ幸いです。