ドイツ語翻訳裏話⑦~スイスドイツ語はドイツ語じゃない~

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コラム
スイスの方言という可能性はかなりあると思うんですよねー。
スイス・ドイツ語対訳表なるもののサイトをいくつか見たのですが、似たような単語はある。だけど、意味が合わない。

そもそもで、ドイツ語とスイスの言葉、どれだけ違うのかというと、私も今回初めて知ったんですけど、結構違うんです。
スイス方言トップ10にあげられているものをいくつかピックアップしてみました。
トップ10に挙げられるほどなので、かなり極端に違うものだとは思うんですけどね。

実際、どの程度の違いなのか、私もよく分かんないです。
試しに、スイスのテレビ番組をいくつか探してyoutubeで見てみたんですけど・・・ちらっとドイツ語風味なのは分かるけど、ちょっと何しゃべってるか分かんない。

 Chröömle gah ・・・お菓子を買いに行く。
ドイツ語ではSüßigkeiten kaufen gehen。

例文)
スイス„S’Grossmami freut sich scho, mit em Enkeli ga chröömle gah.“
ドイツ„Die Grossmutter freut sich schon, mit ihren Enkelchen Süßigkeiten einkaufen zu gehen.“

オバアちゅーんは、孫ちゃとちーっと菓子こーてくるんを嬉しがるもんやねぇ。
みたいな?

ってか、発音どうするんですかね・・・。読めない。。。

Büsi・・・猫
ドイツ語ではKazte

スイス„Ihres Büsi isch wieder de ganz Tag ufde Loitsch gsi.“
ドイツ„Ihre Katze war wieder den ganzen Tag unterwegs.“

おまはんの猫、まーたどっかーへ出かけとんねぇ。
みたいな・・・?

Anke・・・バター
ドイツ語ではButter

スイス„Früehner isch Brot mit Anke und Gonfi s’normale Znacht gsi.“
ドイツ„Früher war Brot mit Butter und Marmelade ein normales Abendessen.“

ちーっと前んことじゃけど、晩飯の時にゃーバターとジャムとでパン食っとたもんやけー。みたいなー。

ごめん・・・スイス語分かんない。
フツーに別の言語っすよ!
こんなに違うとは思わなかった!(→お仕事受ける前に気づくべきだった)

だって、最後の例文、Anke以外も結構違うぞ?
Znachtってなんやねん。ドイツ語ではAbendessen(夕食)。
もはや、同じ言語といっちゃーなんねぇ、これは犯罪だよ!

それに、文の最後についてる、gsiって何・・・?動詞?

ネットでちらっと見たら・・・
スイス“Isch’s guat gsi?” (ドイツ“Ist es gut gewesen?”).

ドイツ語のgewesen、英語で言うbe動詞の過去完了形がgsiってなるみたいですね・・・。
なんすか、これ!

「ふふー、私、今度ドイツ語のスキルを高めるために、スイスに留学するの!」なーんて小娘がいたら、「ちょっと待て!」と言ってあげたい・・・。
スイスでドイツ語勉強しても、無理にゃ!違う言語にゃ!

しかも、スイスの言葉は、地域によっても方言が違うらしいよ。
ベルンの人と、チューリッヒの人はまた別の方言が混じるみたいです。

そして、今回のインタビューのエマさんは、スイス出身だが、フランス生活が長い。
さらに、アメリカ人に雇われていたということは、英語も使っていたはず。
ということは、ドイツ語風味スイス方言+フランス語+英語!!

結構、ドイツ語圏でも地方によっては方言がきついです。
昔、バイエルンに住んでいた頃なんですが、語学学校の先生とパスに乗り合わせたんですよね。で、まぁ、二人並んで座っていたんです。
後ろにはおじさん二人が座っており、何やら楽し気に大声で話して笑っている。

その二人が降りた後、先生が、、、
「今の二人が話してたこと分かった?すごい方言だったね!」
・・・私、そのおじさんたちがロシア語で話しているのかと思ってた!!
まさか、ドイツ語だと思わなかった。

そのバイエルンの地方は、フランケン地方と呼ばれていて、フランキシャーという方言を使うんですね。
PをBと発音したりするらしいです。
例・・・Professer→Brofesser

北ドイツはまた北で方言があるし。
シュトットガルト周辺はまたシュワーベンと呼ばれており、方言が結構あるらしい。

そういう意味では、オランダ語の方がまだ聞き取れるかもしれません。
オランダ語は、本当に面白いようにドイツ語と英語が混じっています。

一度だけ、観光でオランダに行ったことがあるんですが、お店でよく「開いています」という意味で「Open」って書いてあるでしょ?
ドイツ語ではgeöffnetっていいます。オランダではほどよく混じって 
geopend って書いてありました。

方言を聞き分けられるほど、私はドイツ語よく分かんないですね・・・。
どちらかというと、書く・読む方が・・・マシ。
日本語もあんまりちゃんと喋れないのでね(割とコミュ障)
ドイツ語も会話はイマイチ分かんないです。
同時通訳とかしてる人、すげぇなと真面目に思います。

いやー、スイスドイツ語、面白いですね。
普通に海外旅行に行けるようになったら、スイス、行ってみたいです!
よかったー、「スイスならドイツ語圏じゃん、全然オッケー」と思って観光旅行行っちゃってたら・・・
現地で爆死するところだった!!

文章で書く場合は、スイスもドイツ語を使うらしい。
なので、テキストによるやり取りだったら、もしかしたら、まだ理解可能かもですね・・・。

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