引き出しの奥を整理していたら、何年も前の古いノートが出てきました。懐かしさにページをめくると、そこには当時の私が必死に書き連ねた「これからどうしたらいい?」という文字。今の私から見れば「大丈夫、ちゃんと進んでいるよ」と言えるのに、あの頃は目の前の霧を晴らすことで頭がいっぱいだったようです。
私たちは何かに行き詰まると、つい白黒をはっきりさせて、早く答えを出したくなります。モヤモヤした状態のままでいるのは、どこか落ち着かなくて居心地が悪いものだから。
けれど、東洋思想が教える「陰陽」のバランスのように、物事には満ちる時期と、そうではない時期があります。今はまだ光が当たっていないように思えても、それは次の流れを迎えるための、大切な「陰」の蓄え。無理に答えを絞り出そうとすることは、まだ硬い蕾をこじ開けようとするのと同じなのかもしれません。
人生の答えというものは、いつも少し後からついてくるものです。カードの絵柄が、時間の経過とともにまったく違う意味を持って見えてくるように、今の迷いも、いつか腑に落ちる時が必ず訪れます。
もし今、何かの選択や進路に迷っているなら、今日はその答えをいったん保留にしてみませんか。
すぐに解決しようとせず、わからないままの自分を置いておく。それも、自分の心を守るための、ひとつの大切な選択です。焦らなくても、季節が巡るように、あなたの流れも自然と動き出します。
静かにお茶を淹れて、ただ「今」の呼吸に意識を向ける。そんな穏やかな時間が、今のあなたに届きますように。