23卒・24卒新卒採用の面接対策vol.1「求める人物像から逆算して戦略を立てる」

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ビジネス・マーケティング
東証1部上場人事歴8年目の岩田です。
採用担当や面接官としてこれまで数千人以上の学生をみてきた私より面接合格率を向上するためのノウハウをこっそりお伝えします。

求める人物像を箇条書きにする

面接対策で最初にすべきことは志望する企業の「求める人物像」をチェックすることです。
企業の新卒採用ページをみるとこんなことが書いてあるでしょう。

求める人物像
(1)チャレンジ精神
(2)チームワーク力
(3)コミュニケーション力
(4)リーダーシップ力
(5)主体性
(6)グローバル

中には文章で書かれていることもありますが、箇条書きにして分解しましょう。

「素直な心を持ちチャレンジ精神の溢れたグローバルな人」
 と書かれていた場合、
 ↓に分解する
・素直さ
・チャレンジ精神
・グローバル

また多くの企業は経営理念との親和性も見極めているので箇条書きに「経営理念との合致」という項目も追記しておきましょう。

これらの各項目が5段階評価だと仮定し、いずれの項目も最低3以上はあり、且つ平均4以上の能力があると面接官に“印象付ける”ことに成功したら合格率はぐっと高まります。
※(余談)多くの企業の面接官は「面接評価シート」を記載しており、こうした項目評価+定性コメント+懸念事項を添えて合否の判断を下しているのです。

戦略を立てる

さて評価項目の“あたり”がついたら戦略を立てます。
得意な項目はどのエピソードでアピールをして評価5を目指すか?とか、
苦手な項目をどうやってせめて評価3にまで仕立てるか?
といった思考を巡らすわけです。
このように求める人物像から逆算の発想を持つと面接で何をアピールすべきかが見えてきます。

例えば「グローバル」のアピールがうまく伝えられないまま面接最後のお決まりの逆質問の時間になった場合、こんな切り出し方も有効です。

『異なる価値観の人と触れるため現在△△をしていますが、学生のうちからグローバル力を養う方法についてアドバイスがあれば教えていただけますか?』

自分なりに工夫してることをアピールしつつ、さらにグローバル力を高める意欲があることが伝えられます。

※(余談)よく似ていますが以下逆質問は主体性に欠如した印象を持たれやすいので控えた方がよいです。
 ダメな例『入社するまでに何を学べばよいでしょうか?』

さて、ここまで読んだ方の中にはこんな疑問が浮かぶかもしれません。
「求める人物像とは異なる自分ならではの強みはアピールしてよいか?」
その答えは、
よい。というかむしろアピールしなきゃダメです。
企業側の暗黙の前提は、
「様々な強みを持ったヒトで溢れさせたい。」
であり、
求める人物像の真意は、
「でもこの項目は共通して押さえておかなきゃだよ。」
ということなのです。

以上です。
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