はじめに
最近、
「マインドブロック」とか
「メンタルブロック」という言葉を
よく目にするようになりました。
ココナラでも、関連する多くのサービスが出品されていますね。
日本では以前から「思い込み」という言葉で
言い表されていました。
私自身カウンセラーでもあるため、
マインドブロックやメンタルブロックには、
強い関心を持っています。
先日、行きつけの理髪店で思いがけず、
“自分のメンタルブロック”に気づいたお話しです。
ー ー ー ー ー ー ー ー
1章:理髪店で気づいた“メンタルブロック”
きっかけは、店主との何気ない雑談です。
行きつけの理髪店で、ふと、こんな会話になりました。
「最近、時代劇ってなくなりましたよね」
「たしかに再放送でも見なくなりましたね」
そんな会話の途中、昔の記憶がよみがえりました。
子供の頃、父はよく時代劇を見ていました。
そのなかでも一番好きだったのが、水戸黄門。
時代劇の、そして勧善懲悪ドラマの王道です。
私は父の膝の上に乗り、よく一緒に見ていました。
その時の光景を思い出したのですが、
あのフレーズが流れてきたんです。
♪人生楽ありゃ、苦もあるさ♪
♫涙のあとには 虹も出る♫
「久しぶりに聞いたな、この曲」
そう懐かしさに浸っていたとき、
「あっ、これだ」と思いました。
この「人生楽ありゃ苦もあるさ」というサビの部分。
これが、強く私の心に強く刷り込まれていたんですね。
どうゆうことか。
それは「楽をしてはいけない」という強い思い込みが、
私にはありました。
だから、
「もっと頑張らないといけない」
「休んではいけない」
と、いつも無意識に考えていました。
そのため他人から
「もっとゆっりしたら」
「自分のペースでやれば」
「無理しないで」
と言われても、なぜかできなかったんです。
なぜなら
「楽をしたらあとで苦労する」
というメンタルブロックがあったから。
メンタルブロックは、何かを始めようとするときに出てくる、
心のブレーキです。
たとえば
「どうせ私には無理」
「失敗するに決まってる」
「私には向いてない」
という頭の中の声です。
「やりたい」という気持ちをアクセルにたとえるなら、
メンタルブロックはブレーキになります。
本来、どちらも大切なもの。
アクセルだけしかないバイクや自動車を、想像してみてください。
恐ろしくて乗れませんよね。
だからメンタルブロックは悪者ではなく、あなたを守るために働く、
安全装置です。
ただ、問題は、そのブレーキが強すぎるとき。
いつもブレーキが利いたままだと、前に進めない。
そして、無理に前に進もうとすると、より抵抗が大きくなって、
ブレーキそのものが壊れてしまいます。
ー ー ー ー ー ー ー ー
2章:「こうあるべき」が、いつの間にか自分を縛る
40代や50代は、社会経験が豊富。
その分色々なメンタルブロックが生じやすい。
よく「そんなの常識でしょ」という人がいますが、
その常識とは、その人の経験から習得した一つの価値観です。
当人にとって「常識」と思える位、自然な考え方ともいえます。
たとえば、
・長男が家を継ぐのが当たり前
・夫が外で働き嫁は家を守るのが当たり前
・正月とお盆は夫に実家で過ごすのが当たり前
職場でも、
・自分の仕事が終わったら先輩の仕事を手伝うのが当たり
・トイレ掃除やゴミ捨ては女性がおこなうのが当たり前
・結婚したら(子供ができたら)退職するのが当たり前
このような他人からの刷り込まれた考えや価値観が、
メンタルブロックになっていきます。
そのため、どうしても社会経験が長いほど、
より多くのメンタルブロックを抱えることになります。
氷河期世代の方のなかには、
「40代・50代でも非正規雇用」という方も少なくありません。
そして、多くの方が、それにコンプレックスや引け目を感じている。
・正社員で働くのが当たり前
・いい歳になったら、役職についているのが当たり前
(よく「いい歳なんだから」といわれますが、
何歳のことをいうのでしょうか?)
周囲の声をそのまま受け入れてしまう「素直さ」が、
かえって仇となっている。
だから、メンタルブロックは“真面目な人ほど強い”わけです。
そのために大切なことは、もし何か生きづらさとか、
うまくいかないこと、もどかしさを感じたら、
これはメンタルブロックかもしれないと気付くことが大切です。
ー ー ー ー ー ー ー ー
3章:気付いたら、後は楽になる
理髪店で気づいた私のブロックとは、
「楽をしたら、あとで苦労する」
「だから常に努力し続けないといけない」
私は以前から、何か一つのことが完了して一区切りついたとき、
体は休みたい、ひと息入れたいと思うけど、
心のどこかで「休んじゃいけない」と不安になることが多かった。
風邪をひいて休んでいると、どこか落ち着かない。
だから家で休んでいても、休養にならないわけです。
もしろ、会社にいる方が安心できる。
職場の人に「うつされると迷惑だから帰って」と、
言われても、帰らなかった。
いや、帰れなかったんです。
休んだら、あとでもっと苦労すると信じていたから。
今思い返すと完全に病気ですね
事実、その後、私はうつ病で2年間通院生活を経験します。
また、フリーランスになり、自分のペースで仕事をするようになると、
手帳が真っ黒になる位、予定が入っていないと不安になりました。
ー ー ー ー ー ー ー ー
4章:まず自分のメンタルブロックに気付くこと
私自身カウンセリングを受けた経験があり、
そこで大きな気付きがありました。
お陰で社会復帰できたし、今はカウンセラーとして、
相談にのる側になりました。
でも、まだ自分の中に、メンタルブロックがあったわけです。
だから、世の中には、まだまだ多くの人がメンタルブロックを
抱えていることでしょう。
そして、それがその人にとって「当たり前」「常識」になって
しまっていることが問題です。
生きづらさをを感じていても、メンタルブロックに気付けなければ、
直すことはできない。
反対に、気付くことができれば手放すこともできます。
理髪店で自分のメンタルブロックに気付いたあと。
私は店を出て歩きながら、こう思いました。
・苦労してこそ価値がある
・頑張り続けないと、あとで苦労がまっている
もうこんな時代ではない。
苦労そのものには意味はない。
効率化を考え、最小の労力で最大の効果を生み出すことに価値がある。
そう自分に言い聞かせるように、心のなかでつぶやいてみる。
ふと、空を見上げると、きれいな虹🌈が広がっていました。
「ああ、きれいだな」
「よし、もっと軽やかに生きていこう」
そう心から思えた瞬間です。
そして自宅へ帰る道中、ここまでを振り返り、
「理髪店でこんな気付きがあったとは」
「人生っておもしろいな」
と独り言をつぶやいていました。
ー ー ー ー ー ー ー ー
さいごに
メンタルブロックは、当人にとっては、
・当たり前
・常識
のような感覚です。
だから、決して1人では気付けない。
誰かと話し合うなかで、ふと気付くことがある。
また、カウンセラーに相談することも有効です。
私も2年間の通院生活で、投薬治療とカウンセリングを受けましたが、
同じか、もしかしたらカウンセリングの方が効果があったと思います。
気軽に、そして自由に話してみることで、心が軽くなる。
そうすると、これからのキャリアも前向きに考えられるようになりますよ。
#キャリアデザイン #40代・50代 #転職・再就職 #エージェントを使わない転職