こんにちは。blueskyocean です。
今回はインフルエンザの治療薬の話を、
お伝えしていきたいと思います。
コロナが社会問題となっていますが、
今年はインフルエンザも同時流行していますね。
まわりでもちらほら、インフルエンザにかかってしまったと、耳にすることが増えたのではないでしょうか。
今回は、インフルエンザになったら薬が必要なのか、
についてご説明しますね。
●インフルエンザの重症化
インフルエンザは高熱が出て苦しい病気ですが、3〜4日乗り越えれば
楽になった経験は皆さんも多いのではないでしょうか?
このようにインフルエンザは基本的には自然に治る感染症です。
ですが、1%未満のまれな頻度で重症化してしまうことがあります。
重症化しやすいのは、2歳未満の乳幼児、65歳以上の高齢者、持病持ちの方、妊婦さんといった方たちです。
こういった重症化リスクをもつ方の重症化予防の目的で開発されたのが、
タミフルといったインフルエンザの薬なのです。
●もともと健康な人にも、インフルエンザの薬は必要?
ではもともと健康な人にも、インフルエンザの薬は必要なのでしょうか?
これは意見の分かれる問いです。
タミフルといったインフルエンザのお薬は、重症化を予防するだけでなく、
重症化リスクのない健康な方の症状も1日ほど短くすることが
分かっています。
けれど、むやみにインフルエンザの薬を使ってしまうと、
薬が効かない耐性ウイルスができてしまうのです。
耐性ウイルスは、周囲の人に広がり、重症化リスクがある赤ちゃんなど、
本当に薬が必要なときに、効かなくなってしまうかもしれません。
ですから、一般的には、「重症化リスクのある方には薬を使いましょう」
けれど「重症化リスクのない方には、効果や耐性ウイルスの問題を説明した上で、薬を使うかどうか決めましょう」となっています。
●意見の分かれる問い
タミフルについては、上のような方針で良いと思います。
けれど、インフルエンザの薬は複数あり、中には重症化予防効果は不明だけれど、症状を短くする効果はあるとされている薬があります。
日本の製薬会社で開発されたイナビルがその例です。
イナビルは、重症化予防効果は不明なので、重症化予防としては使いづらい薬です。
けれど、健康な方の症状を短くする目的には叶うかもしれません。
いくら自然に治るといっても、インフルエンザの辛い症状を1日でも早く治したい気持ちもよく分かります。
そして、仮にイナビル の耐性ウイルスが蔓延してしまっても、重症化予防にタミフルが効くなら社会問題とはならないかもしれません。
それに、耐性ウイルスが蔓延したら新しい薬を開発すれば良いのかもしれません。
そのようなイタチごっこをすることで、日本の製薬会社は大きな利益を得て成長し、いつかインフルエンザとは関係なく、素晴らしい薬を日本発で開発してくれるかもしれません。
●コロナでも同じようなことが
実はコロナの薬で日本の製薬会社が開発して、話題になっているゾコーバも似たようなな事情があります。
ゾコーバも、重症化予防効果は不明だけれど、症状を短くする効果はあるとされています。
…
きょうはここまでです。
少々長くなりましたが、
薬の耐性という問題を考えることも
とても大切なことだと思っています。
ぜひ参考にしてみてください。
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ではでは