「死神の幸せ」

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【プログラミング】





6歳の時マックスマシーンと言う
パソコンを買ってもらったけど
プログラムなんて出来ずに
ゲームばかりしていた。

でも
親戚のパソコン博士が
計算機のプログラムを書いてくれて
その通り入力してみた。

そうすると
本当に計算機が完成して
この瞬間パソコンデビューを
果たせたのだった!

俺は
この事が嬉しなり
パソコン博士に電話でお礼を伝えた。
тнайк чoμ_〆(・ω・* )

そうすると
パソコン博士も気を良くしたのか
もう少し複雑なプログラムを
手紙で送ってくれると約束してくれた。

そして数日後
その少し複雑なプログラムが
約束通り手紙で送られてきた!
( *゚ェ゚))フムフム



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【自作ゲーム】





そのプログラムは
20行位の短いプログラムだった。
( *゚Д゚))フムフム

このプログラムを俺は
1時間くらいかけて
パソコンに入力してみた。

そうすると
真っ黒な画面に白い四角い物が現れ
これが何なのか全く解らない。
(*´゚д゚`*)ナンダコレ?

そこで俺は
キーボードを適当に押してみると
四角が動くキーがある事が解った!

そのキーを詳しく試してみると
「E↑」「D→」「S←」「X↓」
このキーを押すと
四角がこの方向に動く!

俺は
たったこれだけの事なのに
物凄く感動してしまった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

そして俺は
しばらくこの四角を動かして
訳が解らないまま
打ち込んだプログラムに感動してた。


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【保存方法】





そして
しばらくこの感動を堪能したら
飽きてしまい終わりにしようと思った。

でも
1時間もかけて打ち込んだプログラムを
このまま消すのがもったいなくて
どうにか保存する方法を考えてみた。

しかし当時の俺では
保存方法なんて全く解らない。
(#゚ロ゚#)ワカラン

そこでまた
パソコン博士に電話して
保存方法を聞いてみる事にした。

そして電話をかけると
「データーレコーダー」という物があり
それに保存するのだと言う。
( *゚Д゚))フムフム

俺は
それが何なのか解らないので
もっと詳しく来てみた。

そうすると
「カセットテープを入れる機械があり
それをパソコンに繋げて保存するんだよ」
そう教えてくれた。


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【試練】



更に繋ぎ方を聞いてみると
「カセットテープの機械の線と
同じ形の差込口に繋なげば良いんだよ」
そう教えてくれた。

このパソコンの差込口は
バカ除けと言うその物しか繋げない
専用の形の差込口になっていて
同じ形の差込口を見つければ良かった。

そして俺は
幼稚園の時に勉強した
色々な形の穴に同じ形のパーツを入れる
教材の事を思い出しながらやってみた。

そうすると
パソコンの横に
同じ形の差込口が見つかった!
(((o(*゚▽゚*)o)))アッタ!

そして言われた通り俺は
その差込口に端子を差し込んで
データーレコーダーの電源を
コンセットに差し込む。

次に言われた事は
「空のテープをその中に入れてみて」
そう言われたので
録音して遊ぶ用の空テープを入た。

こうして俺は
とても難しいデーター保存準備を
自分の力で整えられたのだった!
ヾ(*´∀`*)ノ


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【緊張と過酷さ】





そして俺は
続けてパソコン博士に
保存方法を聞いてみた。
((ノェ`*)っ))ネエネエ

そうするとパソコン博士が
よく解らない英語の文字を言って来る。

このマックスマシーンは
ゲームカセットタイプの
マックスベーシックという物を使い
専用のプログラム言語を打ち込む。


その言われた文字は
「save data port "K"」と言う
変なアルファベットだった。

俺は
言われた通りこの文字を
1文ずつ一生懸命打ち込み
エンターキーを押してみた。

そうすると
カセットテープが自動で動き初め
テレビ画面に「save OK」の文字が出た!

無事プログラムを保存できた俺は
初めての事だらけで緊張して
更に使い方が過酷でグッタリした。
ε-(・д・`;)フゥ…


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【幼稚な感情】





しばらくの間俺は
パソコン博士に教えてもらった
簡単だけど過酷なプログラムを
何度も打ち込んで遊んでた。

それをずっと見ていた弟のヨッチが
突然「ねぇ一緒にゲームしよ!」
そう言ってきた。
(*^▽^*)

でも俺は
「負けるとまた八つ当たりするだろ~」
そう言って嫌がってしまう。
ヾ(≧Д≦)ノヤダヤダ

しかしヨッチは
「もう八つ当たりしないよ!」
そう言ってくるので
仕方なく一緒にゲームを始めた。

そしてしばらくゲームをしてると
やっぱりヨッチが負け続けて
だんだん機嫌が悪くなってるのが
顏に思いっきり出てきた。

この時俺は
「ヤバい!こいつ怒り出しそうだ!」
そう感じてわざと負けてあげた。

そうするとよっちの機嫌が治り俺は
「やっぱり3歳のヨッチが
自分の感情なんて抑えられる訳ない」
そう改めて解った。


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【死神のカード】





その後俺は
ヨッチと一緒にゲームをする時は
いつもヨッチの顔色を見て
たまに負けてあげる事にした。

そうしないと
またヨッチが怒りだし
俺に八つ当たりし始め
コントローラーを俺に投げてくる。

それが結構痛くて
もう嫌だった。
ヤダ((ヾ(*>_<*)ノ))ヤダ

こうして俺は
ヨッチを怒らせず
ゲームをする方法を学んだ。

そしてある時
前にタロット占いをしてくれた女子が
死神のカードを出して
こんな事を言ってたのを思い出してた。

それは
「0から始まる事とがあり
嫌な事が解決するよ」
そんな不思議な事を言われた覚えがある。

この時俺は
「0から始まるのがパソコンで
嫌な事の解決がヨッチの気遣い?」
そう思いどっちも過酷だなぁと感じた。


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