「死神の幸運」

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小説

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【悪夢】





6歳の時
今でも忘れられない
凄く怖い夢を見てしまった。

その夢とは
真っ赤な夕日の路地裏を
1人でトボトボ歩いている夢だった。

そうすると
後ろに人の気配がして
ふと振り向いてた。

その時いた人は
50代くらいのおじさんで
こちらに気が付きニコッと笑う。

その瞬間
刃渡り15㎝位のナイフを出し
いきなり俺を刺してきた!

そして俺は
刺される瞬間
ビックリして目が覚めてしまった!
(@_@;)!

しかし
目が覚めた時不思議と恐怖感が無く
ただ夢だった事にホッとする。
( ´ー`)フゥー...


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【占い師】





その後俺は
安心して再度眠りにつき
朝までぐっすり寝てしまった。

そして朝起きてふと
「あのまま目が覚めなかったら
死んでたのかもしれない」
そう感じてしまい怖くなった。

俺は
学校に行き友達の「三品孝之君」に
この事を話してみた。
ヾ('д'o)ネェネェ

そうすると三品君は
「女子の間で夢占いが流行ってて
その会話を聞いた事がある」
そう言ってきた。

そして三品君は
その会話をしてた女子の所に
俺を案内して俺の夢の事を聞いてみた。
(o'∀'))フムフム

この女子の名前は
確か「前田さん」と言う
眼鏡をかけた子だった。

その子は
母親が得意で教えてもらってるせいか
タロット占いのカードを
いつも持ち歩いていた。


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【タロットカード】





早速俺は
この子に今日の夜見た夢の事を
全部話した。
ヒソヒソ(*・艸-)(-艸・*)ヒソヒソ

そうすると前田さんは
タロットカードを出して
なにやらカードを選び始める。
( *゚ェ゚))フムフム

そして選んだかカードは
大きな鎌を持った骸骨が
ローブを着てる絵が描いてある
凄く怖いカード。

そのカードを見た俺は
書いてある絵を見て怖くなり
前田さんに「死んじゃうの?!」
と大きな声で聞いてしまった!

そうすると前田さんは
「このカード死神と言うカードで
良い運に向くカードなんだよ」
そう言っていた。

しかし俺は
この死神のカードの絵が
あまりにもリアルで
恐怖しかなかった。

でも前田さんは
「この死神の釜は
過去を断ち切る鎌なんだよ」
そう言って怖くないと教えてくれた。


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【死神の鎌】





俺は
この死神のカードの事がよく解らず
とりあえず話を聞く事にしてみた。

そうすると
「過去から続いてる嫌な事や
自分の嫌いな部分が無くなり始める」
そう占ってくれた。

しかしこの時の俺は
嫌な事なんて山ほどあるし
自分の嫌いな部分も山ほどあって
どれがそうなのか解らない。

嫌な事は
弟のヨッチが勝負に負けると
スグに八つ当たりしてくる。
ヽ(#`д´#)ノ

自分の嫌いな所は
夜1人でトイレに行けない。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

考えれば考えるほど
無限に色々思いだせた。

そして俺は
「もしかしたらこの事が
全部解決されるのだろうか?」
そう感じてしまい嬉しくなった。


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【最新ゲーム機】





とある日
父親が突然パソコンを家に持ってきた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

このパソコンは
会社で売りに出した
最新式のパソコンだと言う。

パソコンの名前は
「マックスマシーン」

なんと!このパソコンは
ゲームのカセットが付いてる!
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

この頃のゲーム機と言えば
カセットビジョンが主流で
まだファミコンが登場して無かった。

そんな時代に
カセット式ゲーム機が手に入るなんて
嬉しくて仕方ない!

俺は
早速パソコンをテレビに付けてもらい
弟のヨッチと気が狂う程
ゲームに夢中になった。


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【八つ当たり】





このゲーム機には
マニュアルが付いてたけど
漢字が読めないし
書いている言葉の意味も解らない。

なので
マニュアルなんて読まず
とりあえずカセットをさして
キャラを動かし内容を理解して行った。

そんな手探り状態のゲームでも
凄く楽しくてしょうがない。

しかし
相変わらず弟のヨッチは
ゲームに負けると
スグに八つ当たりしてくる。

そもそも3歳のヨッチが
で6歳の俺にかなう訳がなかった。
<(`^´)>

でも俺は
手を抜かずヨッチに勝ち続けたせいで
とうとうヨッチが怒って
一緒にゲームをしてくれなくなった。

そして仕方なく俺は
毎日1人でゲームに夢中になってると
ある日枕元に
パソコンの説明書が置かれてた。

つづく

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