いびつなピースこそ組織が強くなる

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コラム
組織やチームの強さは、石垣のようにバラバラな個性ががっちり噛み合っていることが理想的ではないかと思います。

特に日本は一般論や平均値が大好きなので、性格はポジティブ、真面目で一生懸命、素直で、コミュニケーションが得意、そんな絵に描いたような扱いやすい人を好みます。そんな性格を血液型から見抜こうという未だに古くさいアプローチをする風習も残っているようです。

私の若い時も当時勤めていた会社の方針として、「とにかくポジティブ」を徹底されました。ポジティブはけっして悪いことではないですが、それが強要レベルだともはやパワハラに近くなります、、、

そんなポジティブ集団の弊害は皆さんの予想通り、危機管理に乏しくなるのです。売上に伸ばせてもマネジメント能力に乏しく品質を維持するのに苦労する傾向が強くなります。ネガティブ思考は危機管理能力、大事なブレーキの役割と捉えれば組織にも必要な存在なのです。

野球で例えるならピッチャーとキャッチャーです。ピッチャーがプラス、キャッチャーがマイナスの役割(その逆もありますが)として「バッテリー」とも言います。これがプラス同士、マイナス同士なら悲惨です、、、

組織も同じことで人工的な全く同じ型のブロック塀で規則正しく積まれた壁と、いびつな石垣をがっちり噛み合わせて作った壁はどちらが頑丈かということです。

そんな視点で言えば、もう過去の話題ですが、新庄選手をどこかしらの球団が指名してほしかったですね。個性が際立ち過ぎているため、賛否両論ありましたね。スター性、話題性、意外性をこんなにも才能を兼ね揃えた選手は他にいません。また自ら「客寄せパンダでもいい」と公言するということは、それだけの実績と自身があるからです。特に低迷しているチームには一つのピースとして新庄選手のような役割は絶対必要だと思います。新庄選手は一般論的な物差しでは計れない選手です。そう思ってくれる球団が1つでもあってほしかった。

でも、どこかのスポーツ記事で当時の日ハムも広報が破天荒な新庄選手をマネジメントする(実際はできていなかったようですw)、相当の苦労したとか・・・ある意味でそれを許容しあ日ハムの広報はすごいと思います。十分すぎるくらい、その成果はあったと思います。

私がいる営業チームも職業柄、個性派ぞろいです。決して中が良いわけではありませんw でも個々がちゃんと各々の役割を果たせば、チームワークは必然と生まれるのです(スラムダンクのように)。

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