「照明」はただ単に室内の明るさを確保するためでなく
インテリアのイメージに大きく影響を与えます。
しかも明るさの基準はその人によってまちまち。
例えば、日頃から明るいところで仕事をしている人は
家の中も普通より明るさ重視した照明を希望されることも。
このことから考えても
実は家づくりの照明計画って想像より一筋縄ではないもの。
じっくり検討する必要があります。
工事途中の思いつきで
やっぱりここは間接照明が良い!と言っても
時すでに遅しで工事が後戻りすることがないように
建てた後に
使わない照明だったとか
明るさが足りなかったとか
無駄に明るすぎたとか
失敗したなと思わないように
自分の暮らしに適切な照明計画を
間取りを計画立てる最初の段階から十分に構想を練っておくべき。
部屋の位置関係、窓の配置、室内の壁紙などによって
明るさがどれだけ必要でどれだけ確保できるか
そして
その照明方法と器具によって
室内の壁や天井などの設え方も変わってくるからこそ
最初からきちんと計画しておく必要があるのです。
そのために
照明器具や照明方法を知っておくことは必要。
ということで、今日はとりあえず
照明器具の種類をざくっと頭にいれておきましょう!
① ペンダントライト
天井に照明用の引っ掛けシーリングやライティングダクトを設けて
そこから直接コードやチェーンで吊るす照明
② ブラケットライト・ウォールランプ
壁に取り付けるタイプの照明器具
主に空間に奥行きを出す間接照明としてまた補助照明的に使われることが多い
③ ダウンライト
天井に埋め込むタイプのシンプルな照明
空間をすっきり見せる効果があり、様々な種類があるので
その特徴を生かした用い方をする必要がある
④ シーリングライト
天井に直接取り付け照明器具で部屋全体を明るく照らせるメインの照明
日本独自の進化をした照明といわれている
⑤ スタンド・フロア照明
床や家具の上において使う自立式・可動の置き型照明器具
場所や用途に合ったいろいろな種類がある
⑥ スポットライト
天井や壁から特定のポイントを重点的に照らす照明器具
⑦ 間接照明
照明器具というより照明方法といってもいいかも
光を天井や壁を照らし、その反射光を明かりとして使用した照明方法
色んな手法があるので空間によって検討する
こんなふうに様々な照明器具・照明方法がありますが
どれにもメリット・デメリットもあり
その空間の照明方法として適切かそうでないか
イメージとして合うか合わないかもあるので
まずはプラン検討する時に
照明についても設計者と充分検討をしましょう!