大人気ないと思うけど、書きます。
先日、「ハローワークには良い求人はないから、行くな」という投稿を見かけた。
その言葉を見た瞬間、胸が少し痛くなり悲しくなった。
たぶん、その投稿を書いた方には、
ハローワークの仕組みや、企業側から見た利用の背景、
そして業界ごとの採用事情などへの理解が、あまりないのかもしれない。
でも、それ以上に悲しかったのは、
その言葉を“真に受けてしまう求職者さん”がいることだった。
「ハローワークなんて意味がない」と言われたとき、
一番傷つくのは、そこで懸命に働いているキャリアコンサルタントの方たちだと思う。
わたしの尊敬する「福岡キャリコン四天王」(勝手に名付けている)のうち、3人はハローワークに関わっていらっしゃる。
他に通勤中の電車のなかで、相談者に合いそうな求人をネット検索で探している人もいる。
「自分の力が足りない」と悩みながら、業務中座りっぱなしで腰が痛いのに、夜遅くまで勉強している人もいる。
そんな姿を知っているからこそ、
「ハローワークには良い求人がない」と言い切る言葉に、
小さな違和感と、大きな哀しみを覚える。
ここからは、採用担当としての目線でお話ししたい。
ちなみに、うちの会社の中途採用はハローワークさんオンリーだ。
ご紹介も多く、離職率も低い。
だから求人に関して費用をかけなくていい。
うちの管轄の担当者さんは、求人票の内容をとても丁寧に見てくれる。
あるとき、こう言われたことがあった。
「この内容では、応募者が勘違いしてしまうかもしれません」
その一言でハッとした。
私たちは求人を“出す側”だけれど、同時に“伝える側”でもある。
どう書けば、きちんと伝わるのか?
その問いを、一緒に考えてくれる。
高校生向けの求人票にいたっては、特にチェックが厳しい。
働く時間、安全面、給与、教育体制までしっかり確認されていて、ちゃんと若い人を守ろうとしているのがわかる。
ハローワークは、ただ求人を載せる場所ではない。
地域の企業と、求職者を“信頼”でつなぐ窓口でもあると思う。
だから、軽々しく「良い求人はない。行くな」とは言ってほしくない。
(そもそも“良い求人”の基準って、人それぞれだとも思うし。)
むしろ、その中には、良い出会いをつくろうと努力している人たちがいる。
ハローワークを批判する前に、
一度“中の人”のがんばりをちゃんと見てほしい。