こんにちは南仙台の父です。
JALが度重なるパイロットの飲酒規定違反によって行政指導を受けました。
パイロットも人の子なので飲酒もしますが、多くの人や高価な貨物を預かる
立場として度重なる規定違反は大きな信用低下となりました。
これはJALに限らず世界的に多発していますが、JALは一時期の経営危機か
ら故・稲盛和夫氏主導の再建によって立ち直り、過去の大きな事故などの経
験も踏まえて安全を最優先としてきました。
その中で問題であっただけにJAL社内だけでなく、航空運輸関係者の衝撃は
大きかったようです。
JALも客室乗務員出身の社長を先頭にこの問題に真摯に取り組む姿勢を見せ
ています。
果たしてJALは再発防止に向けて結果を出すことはできるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが世界のカードの正位置が出ています。
世界のカードの正位置は成就や理想、正確や終結といった意味があります。
取組みとしては良い結果となります。
ただ、世界のカードには旅というワードも含まれるため、結果が出るために
は一定の時間を要することになります。
また、規則を作るのも運用するのも、更に守るのも人間です。
慣れによる気持ちの緩みであったり、出自の異なる乗務員の存在、LCCを含
めたグループ全体への浸透など環境要素も大きくあります。
経営陣も現場出身の社長を中心に今の実態は大きな不安を感じていることも
間違いありません。
航空業界に限らずこうした不祥事は運輸業界全体でも共通の悩みとなってい
る一面があります。
JALも業界の先例として活動を公表しながら実行評価を行うなど、地道な努
力を行うことが求められます。
少なくとも10年単位の期間で定着したかどうかが効果測定の基準となるので
そういう意味では長い旅というワードも頷けるところがあります。
次に環境条件ですが、星のカードの逆位置が出ています。
星のカードの逆位置は失望や絶望、無気力や放棄といった意味があります。
航空業界も厳しいコスト競争に晒される中で地政学的な問題など多くの課題
に囲まれています。
また人手不足は航空業界にも深刻な影響を与えており、従来では採用に至ら
ないような人材の登用も検討せざるを得ない実態があります。
綱紀粛正を図る中では今後も厳しい状況の中で安全管理の徹底が求められる
中で、志を放棄した効率重視の経営にならないようなコントロールが大きな
課題となります。
燃料や空港使用料のコストアップ、人材確保のための原資、国内外の競争激
化といった課題と両立させた取組みが基本となります。
今後長期に渡って取り組む中で重要視されるのが経営の考え方です。
おそらく今後は現場を知らない経営も当たり前となる中で、安全優先の基本
方針を貫けるかどうかにかかっています。
安全には大きなコストがかかります。
こうしたコストを削いだ先には大きな問題が生じます。
経営が欲にかられた方針に転換せず、長期に渡ってプログラムに取り組むこ
とができることが重要です。
今後も更に厳しい環境が待ち受ける中でJALが継続して取り組めるのか、そ
れによって体質改善が果たせることは言うまでもないでしょう。