こんにちは南仙台の父です。
先日の日米間の合意で関税は自動車も含めて15%で決着しました。
自動車メーカーの受け止め方も様々で米国でのビジネスが大きいメーカーに
とっては15%といっても大きな影響が出るといわれます。
価格転嫁できれば問題がありませんが、他の自動車輸出国との兼ね合いや現
地生産の程度なども考慮すると各々のメーカーでも影響には差が生じます。
トヨタ自動車は粛々と進めるコメントを発信していますが、安売りに走って
その影響からまだ脱していない日産自動車は大きな影響が出るのではないか
と指摘されています。
米国側も今後の見込みによっては税率を見直す構えも見せており、トヨタは
米国生産車の国内導入なども視野に入れた対応を見せています。
米国内というよりも日本市場の開放を重視するトランプ政権は米国生産の日
本車を含む米国車のシェアが上がらなければ報復的な関税見直しを行う可能
性もあります。
果たして色々な思惑が交錯する中で更に高関税が課され、日本車にとっては
更に苦しい状況になるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、節制のカードの正位置が出ています。
節制のカードの正位置は調和や自制、節度や献身、バランスや管理といった
意味があります。
メーカー側の様々な対応によって数字的な内容は改善し、米国内での力の差
も生じて余裕のあるメーカーと財務面で厳しいメーカーの差も更に激しくな
っていきます。
欧州や韓国などもほぼ同じ関税率となることもあって、力のないメーカーは
価格を下げざるを得なくなりますが、淘汰されるというところまではいかな
いでしょう。
また、トランプ政権も一定の効果が出れば大した影響でなくても大きくアピ
ールする力もあります。
今後も要求は出て来ることになりますが、関税を大きく変えることにはなら
ないでしょう。
ただ15%の価格転嫁はメーカーによっては難しい課題になります。
上述の通り、メーカー間のシェア格差は更に開くことになり、米国市場から
の見切り撤退を選択するメーカーも出る可能性はあります。
次に環境条件ですが、星のカードの逆位置が出ています。
星のカードの逆位置は失望や絶望、無気力や見誤りといった意味があります。
米国市場を自社の戦略の中でどう位置付けるかを再考すべき時期に入ったこ
とは間違いありません。
投資の中で米国への生産シフトもあり、場合によっては現代自動車が選択し
たような周辺も含めた米国内投資もあります。
トヨタ以外のメーカーでもスバルやホンダ、日産やマツダにとっては正念場
となります。
カテゴリーの整理や販売政策の見直しなど、大胆な施策も必要になります。
税をかけられることで意気消沈しているようでは先が危ぶまれます。
その他の地域でも競争は激化する中で取捨選択の中で米国をどう位置付ける
かが課題になります。
会社の構造や考え方を大きく変えるきっかけとなり得るチャンスでもありま
す。
星のカードは希望や理想を表すカードなので、こうした対応を自社が真剣に
どう考えていくか、そのきっかけとできる企業であれば耐え凌ぐことは可能
だといえます。
ここで体力が試されることになりますが、一部のメーカーには厳しい選択も
迫られるでしょう。
いずれにしても他力よりも自力で環境変化にどう対処するかが問われます。
知恵を含めた資産を多く持つ企業が勝ち残ることになるでしょう。