こんにちは南仙台の父です。
パナソニックが黒字にも関わらず人員削減を行うことを発表しました。
事業構造の転換や要員配置の見直しも含めた構造改革の一つとして実行され
ることになります。
電気関係の企業は世界的な産業構造の変化に大きく取り残され、ソニーなど
他社も事業構造が大きく変化したり、会社そのものがなくなってしまうとい
った変化も起きていました。
パナソニックもかつてのナショナルブランドからの歴史遺産を含めたリスト
ラを図って、新たな構造転換を図る意志を持った動きともいえます。
果たしてこうした流れの中で中高齢層を中心として、若年層も含めた人員削
減が経営にもたらす効果はあるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、吊るされた男のカードの正位置が出ています。
吊るされた男のカードの正位置は忍耐や努力、試練や抑制、妥協や慎重とい
った意味があります。
一定の効果がでることは間違いなさそうですが、簡単に構造革新が進むわけ
ではなく、思った以上に内部の反発も起きてスムーズには進まないことを示
しています。
一定の犠牲を払うことでの生き残りということだけでなく、産業構造として
変化させざるを得ない日本の産業実態がそこにあります。
リスキリングなど社員に対する仕掛けだけでなく、経営の意識自体が本当に
変わるのかどうかが試されることになります。
日本の経営陣は原則としてサラリーマンタイプにならざるを得ず、継続的な
効果が期待しにくい状況になりつつあります。
短期というよりも安定と冒険を好まない環境によって大きく手をつけないと
いう図式がずっと続いた中で、他社が先行して体質改善を図ることで実績を
出して評価されるメーカーが現れる中でパナソニックもそろそろ本気で取り
組む姿勢がこれからの評価を決めることになります。
すでに今までと同じ発想では難しいという認識はあるものの、中途半端な環
境が一掃されて意識革新ができるかどうかにはかなり時間がかかることをカ
ードは示しています。
次に環境条件ですが、教皇のカードの逆位置が出ています。
教皇のカードの逆位置は保守や頑固、束縛や躊躇、不信感や逃避といった意
味があります。
もう後戻りができない中で本気で取り組めるかどうか、経営自身が自らの進
退も含めて俎上に上げるだけの度量があるのか、パナソニックをどんな企業
として継続させるのかが課題であり、松下幸之助氏から脈々と受け継がれた
哲学も含めて再構築できるのかを市場は見ています。
パナソニックというブランド自体を捨てる覚悟もある事業では必要になるで
しょう。
上述の通り、反発や反対論、更には両極端に分かれるであろう投資家の意見
など、パナソニックの行く末には大きな障害が立ちはだかります。
こうしたものに負けることなく意志を貫けるかどうかが成功のカギを握るこ
とになるでしょう。
短期的な失敗を怖れるがあまりに手を緩めることがあれば、東芝などのよう
に失敗した上で本当の意味で会社・グループが分割されることもあり得ます。
本当にパナソニックが何を目指し、その目指す方向が社会に価値があるもの
であればよいでしょうが、企業を残すことや名を遺すことが目的であれば本
末転倒です。
今回の改革はパナソニックにとって正念場になります。
成功事例として世に名を残せるかどうか、経営陣や社員の意識が今後を左右
することになるでしょう。