研究の道から、動画制作へ。女性クリエイター向けYouTube支援を始めた理由

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1. はじめに

こんにちは。ナチュラルウーマン株式会社の赤瀬彩花です。

今は、女性クリエイターや経営者の方の「伝えたい想い」を、動画制作で届けるお手伝いをしています。コンセプトとして大切にしているのは、その人らしさや空気感が自然と伝わること。言葉にしきれない想いまで、きちんと映像に映したいと思っています。

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今日は、どうして私がこの仕事を始めたのか、これまでの歩みを少しだけお話しさせてください。

2. 先端生命科学を学び、研究職へ

大学では、生物を専攻していました。「世の中に役立つものをつくりたい」と本気で思って、研究に取り組んでいました。東京大学大学院に進み、その後はサンスター株式会社に入社し、ヘアケア製品の開発を担当しました。

「いつか、世の中の女性に喜ばれる製品を自分の手でつくりたい」そんな想いを胸に、研究職として働き始めたのが社会人としてのスタートです。

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3. 仕事の現実と、最初の挑戦

ただ、実際の仕事は、想像していたものとは少し違っていました。新製品の開発というよりも、既存製品の改良や品質対応が中心。もちろん大切な仕事だけれど、「世の中を変えるようなものづくりがしたい」という気持ちは、次第にくすぶっていきました。

そんな中、週末を使って不動産投資にチャレンジ。ボロボロの一戸建てを買って、DIYでリフォームして人に貸すまで、半年以上かけて取り組みました。

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自分の手で何かをつくる難しさ、そして届ける難しさを、この経験を通じて初めて強く実感しました。

4. 会社を辞めて、リュック作りへ

少しずつ募っていた「このままでいいのかな」という気持ちが、次第に大きくなっていきました。「やっぱり、自分の想いをちゃんと形にしたい」
そう思い、思い切って会社を辞めました。

最初に挑戦したのは、自分が好きだった“リュック”を自分で作ってみること。デザインや素材、機能性までこだわって、ゼロから企画しました。

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ただ、そこからが本当に大変でした。リュックを作ってくれる工場を探してもなかなか見つからず、ようやく協力してくれるところが見つかっても、試作ミスや仕様違いが続出。

やっと製品化できたときには、ほとんど体力も資金も残っていませんでした。

5. 売れない現実と、「伝える力」の大切さ

そして、いざ販売しても、リュックは全然売れませんでした。良いものを作ったつもりでも、その良さがうまく伝えられていませんでした。

商品を届けるには、「作ること」と同じくらい「伝えること」が大事なんだと、痛感しました。

6. 動画との出会い

資金も底をつきそうな中、とにかく日々の生活費を稼がなければならないと考え、なけなしのお金で動画編集を学び始めました。そのスキルでYouTubeの動画制作の仕事を始め、なんとか収入の足しにしていきました。

そんなある日、自分のリュックを、ある著名なYouTuberの方に紹介していただく機会がありました。すると、それまで動かなかった在庫がわずか1週間で完売。2つのタイプのリュックがあったのですが、そのうちの一つは脅威の15時間で売り切れとなりました。

伝え方次第で、届けたい想いが届くようになる。その力を身をもって体験しました。

7. 「想いを届ける仕事」へ

日々の生活を食いつなぐために始めた動画制作でしたが、この経験がきっかけで誰かの想いを届けることを本気でやっていこうと決意しました。

そして実際に制作を行う中で、女性のクリエイター様や経営者様からのご依頼が増えていき、「女性の動画編集者に頼みたい」というニーズが多くあることを実感しました。

そうした背景もあり、自分の世界観やストーリーを大切にしている方々を映像でサポートしたいという気持ちが、より強くなっていきました。

8. ナチュラルウーマンの動画づくり

ナチュラルウーマンでは、クライアント様が編集に追われることなく、もっとクリエイティブな部分や本質的な発信に集中できるようなサポートを心がけています。

発信はそのクリエイター様にしか生み出せないものです。私たちが制作のお手伝いをすることで、「クリエイター様にしかできないこと」にもっとお力を注いでいただき、動画に込めた想いを、より多くの人に届けるための橋渡しになりたいと考えています。

そうした考えのもと、私たちが大事にしているのは、その人らしさがきちんと伝わる動画づくりです。

空気感や言葉の選び方に、その人の温度がにじむような編集を心がけています。
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クライアント様の多くが女性であることもあり、「分かってもらえる安心感」があると言っていただけることが多いです。私自身が「伝えること」の難しさも知っているからこそ、丁寧に寄り添っていけたらと思っています。

9. 最後に

もし今、動画で何かを伝えてみたいという想いがある方がいれば、ぜひ一度ご相談ください。

「見せたくない部分」も、「本当は伝えたいこと」も、安心して話してもらえるような、そんな場所をつくりたいと思っています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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