「何も変わっていない」と感じたら、1年前の自分を思い出してみてください
「自分は全然成長していない」
「周りの人はどんどん前に進んでいるのに、自分だけ変わっていない気がする」
そんなふうに感じることはありませんか?
特にSNSなどで周りの人を見ていると、
仕事で成果を出している人。
新しいことに挑戦している人。
楽しそうに毎日を過ごしている人。
そんな姿が目に入り、
「それに比べて自分は……」
と落ち込んでしまうことがあります。
でも、そんなときこそ、一度だけ周りを見るのをやめてみてほしいんです。
そして、1年前のみなさんを思い出してみてください。
1年前、どんなことで悩んでいましたか?
どんなことで不安になっていましたか?
嫌なことがあったとき、どんなふうに自分と向き合っていましたか?
今と比べてみると、意外と変わっていることがあるかもしれません。
たとえば、
以前は疲れていても無理をしていたけれど、今は「今日は疲れているな」と気づけるようになった。
以前は嫌なことがあっても我慢するだけだったけれど、今は「本当は嫌だったんだな」と自分の気持ちを感じられるようになった。
以前は何か失敗すると何日も自分を責めていたけれど、今は少しだけ「仕方なかったよね」と言えるようになった。
以前は一人で抱え込んでいたけれど、今は誰かに「ちょっと聞いてほしい」と言えるようになった。
これも全部、立派な成長だと僕は思っています。
僕自身、これまで仕事を何度も変えたり、体調を崩して仕事を休んだりした経験があります。
当時は、
「もっと頑張らなきゃ」
「早く元気にならなきゃ」
「みんなはできているのに」
と、自分を追い込んでしまうこともありました。
休んでいるのに、頭の中ではずっと頑張っていたんですよね。
でも今は以前より、
「今日はどのくらい元気かな?」
「ちょっと無理しようとしていないかな?」
「僕は本当はどうしたいんだろう?」
と、自分に聞くことが増えました。
もちろん今でも悩みます。
落ち込むこともあります。
頑張りすぎてしまうこともあります。
でも、そのことに「気づけるようになった」。
僕にとっては、これも大きな変化です。
成長という言葉を聞くと、
収入が増えた。
資格を取った。
仕事で成功した。
目標を達成した。
そんな目に見える成果を想像しやすいと思います。
もちろん、それも素晴らしいことです。
でも、人生には数字では測れない成長もあります。
自分の気持ちがわかるようになった。
自分が何に疲れやすいのかわかってきた。
無理していることに気づけるようになった。
誰かに頼れるようになった。
自分を責めている自分に気づけるようになった。
「本当はどうしたい?」と自分に聞けるようになった。
これらも全部、みなさんがここまで生きてきた中で身につけてきたものです。
なので、他の人と比べなくて大丈夫です。
比べるなら、
1年前のみなさんと、今のみなさん。
2年前のみなさんと、今のみなさん。
5年前のみなさんと、今のみなさん。
状況そのものは、まだ変わっていないかもしれません。
悩みも残っているかもしれません。
それでも、
「以前とは少し違うかも」
と思える部分が一つでもあったら、それを見逃さないでほしいんです。
大きな一歩じゃなくて大丈夫。
ほんの少し、自分のことを理解できるようになった。
それだけでも、ちゃんと前に進んでいます。
もし今、
「自分は何も変わっていない」
と感じているなら、今日だけは1年前の自分を思い出してみてください。
そして、
「強いて言うなら、ここは変わったかな」
というものを一つ探してみてください。
みなさん自身がまだ気づいていないだけで、ちゃんと成長しているところがあるかもしれません。
焦らなくて大丈夫です。
誰かのスピードではなく、みなさん自身のペースで。
ここまで歩いてきた自分のことも、少しだけ認めてあげてくださいね。