小説は3つにわけて勉強する

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「小説を書いてみたいな」あるいは「一回ちょっと書いてみたけど、思ったようにいかなかったな」「もう少しブラッシュアップしたいけど、どう勉強したらいいかわからないよ~」
 といった方々に、少しでも参考になればいいな、とこの記事を書きます。

 さてある日「小説がうまくなるよう努力したあい!」と思ったとして、「小説 うまくなるには」とかで検索したとします(笑)(しないですか? 私はします……)

 そうするとまず出てくるのは
「とにかく1000000字書け」
「そして読め」
「諦めるな」
 辺りかと思います。
 うーん、まあ正しい。正しいけれども、まだちょっと「具体的にどのような方法をとればいいか?」という解像度が低いと思うんです。

 そこで私は、小説を上達させるための考え方として、
 小説を構成する要素を
・地の文(文章力)
・キャラクター造形
・構成力
 の三つにわけてとらえるようになりました。
 これってそれぞれ全然別の要素だから、いくら100万字原稿を書こうとも、本を100冊読もうとも、そこんとこ意識してやるのとやらないのとでは、結果が違ってきちゃう。

 なので、ひとまずこの三つに関して
「自分が一番得意で伸ばしたいところ」
「自分の作品に足りなくて、今後克服したいところ」
 を決めて、その上で人様の本を熟読するとか、特化した講座に行くとか、自分の書くお話でも「今回は特に構成に注力して時間をかけてみよう」としたら、一回一回の勉強が「目的のはっきりした、濃い内容」になるんじゃないかなと思うんです。

 特に「キャラクター造形」と「構成力」については、良著が沢山出ていて、

「方法論と到達点がはっきり見えている」

 要素です。

 人の好みで意見が分かれてしまう「文章力」と違って、この二つには言語化されている答えがある。(ちょっとググっていただければ、具体的な方法論がたくさん出てきます)

 だから、そこへ向かって努力すればいいだけになって「まずなにからしたらいいのかわからんし、俺のこのやり方は正しいのかどうかさえもわからん……」という、一番脳味噌のリソースを喰う時期を減らすことができます。

「俺の、私の書く小説は駄目だ!」
 より
「俺の、私の書く小説は、構成が甘いから面白くないと感じるのかも?」
 と考えられるようになったほうが「悩みが効率的」になるというわけです。

 自分の話がなにかいかんのはわかるけど、どこから直したらいいかわからん! というとき、まずはこの三つの要素に当てはめて考えてみてくださいね。今の自分はどれが弱いから自分の話が気に入らんのかなあと。

 そして、ひとつひとつ焦らず勉強していきましょう。

 勉強する過程で心が折れそうになったら、弊感想サービスをぜひご利用ください(笑)

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