カンファタブルゾーンをぶっ壊せ

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コラム
人にはメンタルスキーマと言う精神の全体性があり、その中にカンファタブルゾーンを作って生きています。そしてカンファタブルゾーンの中にいる時が一番安心感を持つと言われています。悲しい時に「私なんて何をやってもダメ」と言う思考、それがあなたのカンファタブルゾーンなのです。悲しい気分の時、「私なんてダメ」と言っていることが一番あなたの安心感を持つ場所と言われても納得できないでしょう。でも事実です。私の場合、「こんなにいいことがあるなら必ず悪いことがあるからあまりはしゃがないようにしよう」というカンファタブルゾーンがあります。この思考で嫌なことが起きても落胆が小さくて済むと経験的に知っているからです。

昔、精神科医から「黒坂さんは怖がり屋さんですね」と言われたことがありました。(言い方が大人に向かって言う言い方ではありませんが、当時、あなたは必要以上に物事を悪く考えるんですねと言われるよりずっと受け入れやすい表現でした。)そう、私は怖がることで自分を守ってきたのです。暗闇に何もいないのに何かがいるかもしれない?そう思って前に足を踏み出すことが出来ない。今思うとすべてに対してそうでした。「電気をつける」とか、「箒を持ってきて振り回す」などという考えが全く思い浮かばないのです。

カンファタブルゾーンは厄介です。自動的に入り込む無意識の思考なので変化を起こすことが困難なのです。コーチングでは今の延長線上にないところにゴールを置くという手法でこのカンファタブルゾーンの創り替えを行いますが、「聞くは易し、行うは難し」です。自分の延長線上にないことは経済的や人間関係にも影響を及ぼすこともありますのでなかなか実行に移せないことが多いからです。

先日、クライアントさんとのセッションでこんなことがありました。「今の延長線上にないことを行って新しい自分になる」というゴールでしたが、何度目かのセッションでクライアントさんの口から、

「引っ越しします」

という言葉が飛び出しました。なかなかいいなと思いながらも実際出来るのだろうかという不安も感じました。質問を続けていくと、

「今、コロナだし、お金もかかるし・・・」

やらない言い訳であるドリームキラーが出現してきます。セッションが終わるころ、一抹の不安を抱えながらもクライアントさんのアクションを後押しすることを決意し、そのセッションは終了しました。(「不動産屋に行く」、「インターネットで物件を探す」、という宿題をだしました。)

翌週、明らかに張りのある声でクライアントさんが連絡をしてきました。何か良い物件でも見つけたのかなと思っていると、

「コーチ、鍵を全部とり替えました。鍵を変えるのって結構簡単なんですね」

クライアントさんは鍵を変えたことをわくわく感一杯で私に話始めるのです。クライアントさんの話を聴きながら何かはっとしました。「どうせ悪いことが起きるからはしゃがない」というカンファタブルゾーンを持っている私を簡単にぶち壊してくれたんです。二人でZoomの画面を見ながら嬉しさのあまり万歳したほどです。コーチングの良さはクライアントさんからいろいろと学べることです。私は「鍵を変える」ということを全く想像できませんでしたし、自分であれば一週間ずーっとサイトに載っている物件写真を見続けていたと思います。

「カンファタブルソーンをぶっ壊せ」

そして新しい、本当の自分を見つけるコーチングという旅を続けていきたいと思います。
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