仏教の教えとコーチング

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コラム
昨日、11月1日に参加したウェッビナーのアーカイブ動画(昨年開催されたセミナーの動画)をみました。登壇者は一橋大学の楠木さん、船橋家の渡辺社長、そして曹洞宗の藤田師。楠木さんの「日向と日蔭のマーケティング」や渡辺社長の「ビジョン経営」はビジネスの観点より学ぶべき点が多くありましたが、最も感銘を受けたのは藤田一照師のお話でした。

「正解は問いの中にあり、そしてプロセスの中にある」

というお話はコーチングそのものだと驚きを持って聴き入ってしまいました。クライアントに質問し、そのプロセスを通じてクライアントの中の答えを導きだす。これって仏教の教えだったの???そんな気持ちでお話を聴きました。

「対一説」

もう1つ、コーチングと同じだと驚きを持って聴いたのがこの言葉でした。一人ひとりに説く。一人ひとり考えも価値観も違うので、人に何か説く時は一人ひとりに説かなければいけないという釈迦の教えだそうです。まさにテーラーメード。一人ひとりに向き合いセッションを行う。この言葉もまさにコーチングだと思いました。

現在の臨床心理学において最も先端な考え方はマインドフルネス。これも元をただせば禅の教えです。我々日本人は自分と向き合う方法を昔から開発し、慣れ親しんできているのですね。私の『ファーメンテーション・コーチング』も常に問い続け、色々な分野からのエッセンスを取り込んでバージョンアップしていきたいと考えています。
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