バレンタインの思い出(2)

記事
小説

※⑾ 過去に掲載したものを、改正して再投稿。【短編集より】



[本文]

私にとってバレンタインデーは、
久しぶりにお菓子を作る日に過ぎないんですが(笑)
ちょっぴりほろ苦い思い出もあります。




中学2年の私の楽しみは、
移動教室で班のメンバーとのおしゃべりでした。

その中に付き合ってはいないけど両想いだとされる2人がいて、
私達は冷やかしたりしながらも、温かく見守っていました。




その年の秋頃。。。
些細なことで友達グループ内で孤立してしまった私は、
移動教室での時間のみが、心の支えになりました。


そして・・

先ほどの両想いの相手がいる、A君を好きになってしまったのです。



もちろん告白する気はなく、二人を複雑な思いで見つめるのみでした。




年が明けてバレンタイン当日。。。

例年通り家族に手作りした私は、
思い余ってA君の机にその手作りチョコを匿名で入れたのです。


マンガと違って、机や靴箱にチョコなんて・・滅多にないことなので、
クラスで大騒ぎになりました。







結局、よくA君に構っていたMちゃんだろうという話になり、
(本人は否定していましたが、)その結論に落ち着きました。

A君は迷惑そうにしながらも、
やはりチョコを貰った事自体は嬉しそうな様子でした。







もし仮に、あの時・・

告白していたとしても、私が傷付くだけだったと思います。


けれど、



他人に間違われたままかと思うと・・

やはり少し切ない今日この頃です。
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