戸惑い…

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小説

※⑹ 過去に掲載したものを、改正して再投稿。【短編集より】


一方的に別れを切り出されて終わった恋

さすがにへこむ

アドレスも携帯番号も消去


新しい恋を探そうとしながらも 日々過ぎていく毎日

ある日、テーブルから財布を落とした弾みに 中身がちらばる

散らばった中身を財布に戻そうとした途端 指がとまる

彼の名刺だ…
全部 捨てたと思ってたのに・・
名刺にある携帯番号に目がいった


そういえば…明日が 彼の誕生日…
なんてタイムリー
舌打ちをする


どうしようか…

どうしたいのか


「やめときなって」

心の声を聞く

一晩考えて
彼の誕生日


私はショートメールに一言

息を吸い込んで…
送信ボタンを 戸惑いながらも 押した

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