朝風呂

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コラム
最近の僕の一日はお風呂に入ることから始まります。
午前中にゆっくりお風呂に入るなどということは、これまでの人生では考えられなかったことです。どちらかというと「やってはいけないこと」の部類に入っていました。
民謡の「会津磐梯山」では小原庄助さんが身上をつぶした原因の一つに「朝湯」が謡われているからです。
もっとも物心がついてから、そのような環境にありませんでした。
仕事に就いてからは、当然、会社に行くわけですからそんな時間の余裕はありません。
しかしフリーとなった今では、時間を自由に使うことができます。
以前は「仕事をした」という状態は「疲れ果てる事」と同義でした。
しかし今は、コンディションを整えることも「仕事の一部」と捉えるようになり、自分自身のケアを大切にするようになりました。
もともとは風呂嫌いで「カラスの行水」の僕でしたが、最近では1時間くらいお湯につかっています。
その間に、セッションのプログラムを考えたり、イメージトレーニングをしたり、様々なアイディアが浮かび実際には仕事をしているのです。
こんな仕事の仕方もあるんだなと、新しい発見に驚いています。
過去の僕の生き方の枠の中に「リラックスしながら仕事をする」という選択肢はなかったのでしょう。
でも今では、それが許せるようになりました。生き方の枠が広がったのです。
僕の仕事で大切なのは、クライアントに役立つアウトプットです。
疲れ果てることでの自己満足ではありません。
それがようやく分かるようになりました。
「許す」「OKを出す」ということは、「可能性の拡大」と捉えることができるのではないかと思います。
「こうでなければならない」「こう言うものだ」を許して手放した時に、新しい可能性が見えてくるようです。
何かの拍子に「こうでなければならない」という自己内会話(思考)が出てきたら、一旦立ち止まって「それは本当にそう?」と自分に問いかけてみたらよいと思います。
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