一人でできる子ほど、協同作業が才能を広げる
ギフテッドの子は、一人でどんどん学べることがあります。
本を読む。
調べる。
考える。
自分のペースで進む。
大人が教えなくても、興味のある分野を深く掘り下げていく。
その力は大きな強みです。
しかし、一人で学べるからといって、仲間との学びが不要なわけではありません。
むしろ、才能を成熟させるためには、仲間と知識を深め合ったり、一緒に何かを作り上げたりする経験がとても大切です。
なぜなら、人と学ぶことで、自分一人では気づけない視点に出会うからです。
自分と違う考え。
別の解き方。
違う価値観。
思い通りに進まない経験。
相手に伝える難しさ。
協力して形にする喜び。
こうした経験は、知性を社会の中で使うための練習になります。
ギフテッド児は、集団生活が苦手なことがあります。
話が合わない。
ペースが合わない。
正しさにこだわってしまう。
友だちと協力するより、一人でやった方が早いと感じる。
その気持ちは分かります。
でも、社会に出ると、一人で完結する仕事ばかりではありません。
自分の才能を誰かとつなげる力が必要になります。
私は、ギフテッド児には、同じ年齢の集団だけでなく、興味や関心でつながれる仲間が必要だと考えています。
年齢が違ってもいい。
学校外でもいい。
少人数でもいい。
一緒に研究する。
作品を作る。
発表する。
議論する。
そうした経験が、才能を孤独から救います。
保護者の方には、「うちの子は一人が好きだから」と決めつけすぎないでほしいのです。
本当は、人と深くつながれる場を探しているのかもしれません。
才能は、一人で磨かれることもあります。
でも、人と出会うことで、初めて社会に届く力になるのです。