「自分を認める」
この言葉は、あまりにも簡単に手軽に消費されています。
多くの人が口にしますが、何を認めるのか語る人によってバラバラです。
だから、多くの人が迷子になります。
自分を認めるというのは、自分を甘やかすことではありません。
自分を褒めることでも、自分に良い評価をつけることでもありません。
自分を認めるとは、今までの自分がそうならざるを得なかった思い込みを知ることです。
事実を、そのまま観ることです。
なぜ私は傷ついたのか。
なぜ私は怒ったのか。
なぜ私は怖かったのか。
なぜ私は逃げたのか。
そこには必ず、自分なりの理由があります。
弱い自分を見せてはいけない。
失敗してはいけない。
嫌われてはいけない。
迷ってはいけない。
そんな思い込みが、自分を守るためのルールとして作られてきたのかもしれません。
だから自分を認めるとは、「私は何を頑張ったか」を探すことではなく、
「どんな自分を、ずっと認めることを拒んできたのだろう」と問いかけることです。
その思い込みを事実だと信じている限り、人は自分を縛り続けます。
自分を認めるとは、自分を肯定することではありません。
自分を縛っている思い込みに気づき、それを事実と分けて観ることです。
そうすることで、少しずつ見えてきます。
自分を縛っていたのは他人でも常識でもなく、自分が信じていたものだったことに。