最近、各国の政府から新しい情報が公表され、これまで陰謀論だと言われていたものが事実だったり、
逆に事実だと信じられていたものが、誰かによって作られた話だったりすることが明らかになってきています。
このことは興味があればご自身で調べてみてください。
そのことよりも興味深いと感じることは、何が真実かということよりも、人が何かを信じる仕組みの方です。
多くの人は、「正しい情報を示せば、人は考えを変える」と思いがちです。
しかし、実際にそうでしょうか?そう単純ではないですよね。
たとえば、「この健康法は絶対に効果がある」と信じている人がいます。
効果がなかったというデータや体験談を見ても、「やり方が間違っていた」「好転反応だった」「まだ期間が短いだけ」
と解釈することがあります。
もちろん、その健康法に本当に効果があるかどうかとは別の話です。
ここで言いたいのは、人は反対の情報が出ても、自分が信じたいものを守ろうとすることがあるという点です。
恋愛でも同じです。
「あの人は自分のことが好きなはずだ」
周りが何を言おうと、「照れているだけ」「本心は違う」と解釈し、確信が揺らがないことがあります。
俺にはわかるとか、事実=真実ではないということです。
政治も同じです。
ある政治家に不正の情報が出た時、決定的な証拠だと考える人もいれば、「これは陰謀だ」「捏造だ」と受け取る人もいます。
見るべきところは、何が正しいかと、その人が何を信じるかは、必ずしも一致しないということです。
人は論理だけで考えているわけではありません。
自分の価値観や願望、これまで積み重ねてきた世界観と矛盾しない情報を受け入れやすく、
矛盾する情報は無意識に遠ざけようとします。
もう一つ、興味を引かれることがあります。
それまで熱心に語っていた人が、ある時からその話題に触れなくなることです。
もちろん単に興味を失っただけかもしれません。
ただ、自分の中で矛盾が生まれ、その情報をどう受け止めればいいのか分からなくなっている場合もあります。
だから、話題に触れなくなったからといって、考えが変わったとは言えません。
それでも、内面で何かが動いている可能性はあります。
人は、一つの情報だけで簡単に考えを変える生き物ではありません。
正しさを示せば人が変わるわけではないのです。
事実そのものよりも、その事実を自分が受け入れられるかどうか。
そのほうが、人の判断に大きく影響することがあります。
この仕組みを知っているだけで、「なぜあの人は変わらないのだろう」
と相手に振り回されることは少なくなるはずです。