ある相談者様のW不倫から結婚への道~墜落の意味~

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占い
最後の鑑定から半年過ぎたある日、愛さんが鑑定に来られた。初めて鑑定に来られた時の愛さんは明るくにこやかで彼との事をワクワクとしながらお話されていた。恋愛を始めたばかりの少女のように心を弾ませていた。

しかし、前回と同様に表情は暗く周囲に重苦しい雰囲気が漂っていた。
私の心に愛さんの好きな人に会いたくても会えない辛さや、子供の事、家庭を壊してしまっている罪悪感など複雑な心境が伝わってくる。

私は努めて明るく「こんにちは…どうですか?あれから…」と声を掛ける。
「主人は家を出て行きました」「子供は私が引き取り育てています」
「彼は主人が家を出た事は知りません」「主人が家を出た事を言うと彼に負担をかけてしまうし嫌われたくないので…」

愛さんは3年半前に結婚12年目で新築の家を購入し、旦那様と子供3人となに不自由ない暮らしをしていた。しかし、彼との出会いから数カ月で今の状況へと転落していった。

「今日は何を占いましょうか」と明るく声をかけた
「彼との未来はあるのかが知りたくて…」ときっぱりとした口調だった。
「愛さんの心には、彼との将来はどう映っているの?」「自分の心に聞いてみて」と言う私の言葉に「う~ん」と言って目を閉じた。
1分程して「なんだか彼との結婚式が見えました」とにっこりとしなながら答えられた。
「それが答えですよ…」

本日のメインカード:THE.HANGET.MAM(吊るされた男:正)
実りのある試練や忍耐である。
愛さんは「それが分かったから彼を信じて待ちます」と一つ決意をしたようであった。

愛さんはご主人様との復縁は全く考えていなかった。
なに不自由なく過ごしていたとは言え、これまでの結婚生活での嫁姑問題やご主人様の過去の借金問題などが戻れない原因だと言われた。
ご主人様は愛さんとの復縁を考えている事を伝えたが「もう無理です」が答えだった。

当事者である彼は戸惑っているだけで答えは出ていない状況が見て取れる。
しかし…かすかではあるが二人の未来に明かりが見える。その明かりは二人だけにスポットが当たっている。遠いい遠い未来ではある。

人は恋愛をする。
恋愛には障害はつきものである。
お互いが障害を乗り越え二人は理想をめざし協力しながら歩いて行く。
辛い事ももちろんあるが、嬉しい事や楽しい事も沢山ある。
だから乗り越えられる。
しかし…事この不倫の恋愛は、初めた頃は新鮮でスリルがあり人をワクワクさせてくれる。しかし時が経つとその心は衰退していき、我慢や嫉妬、お互いの心のすれ違いが生じ辛いものへと変貌していく。
他の人に知れてしまったら、周囲を巻き込み大変な騒ぎなってしまう。
時に自分の大切にしていたものを全て無くす事すらある。
そして誰からも批判され。さらには、その批判する人の中に不倫相手もいる事すらある。
たった一人で罪悪感と後悔や屈辱、裏切りや究極の淋しさを味わっている
相談者様がいらっしゃる。
そんな思いがあるのに、相手の事が好きで好きでいつも一緒にいたいと強く思っている。
辛すぎる現状である。
私はただただ…このような状況にいる方たちの支えになりたいと思うのみである。
そして…鑑定結果と現実を相談者様の状況を見ながら隠さずお伝えする。

相談者様が少しでも明るい未来に向かえるように、(それがこの不倫相手の方と結ばれる事以外のことも含めて)相談者様へ真摯に向き合いたいと心から思った日であった。

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