ある相談者様のW不倫から結婚への道~不倫の代償~

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その後の愛さんの状況であるが…
ご主人様とは別居生活が始まりお子さんをお一人で育てる事となった。愛さんはこの状況が彼に知れたら嫌われてしまうのではないか、自分の事で負担をかけると彼が自分から離れて行ってしまうのではないかと思い、ご主人様と別居をしている事を彼に言えずにいた。それとは逆に、ご主人様との状況を「相手と別れる事を条件に今回は許すと言っている」と事実とは違った事を伝えていた。
愛さん曰く…彼と自分は同等(お互い配偶者がいて、自分はご主人様から必要とされている)の立場だと言う事を彼に認識しておいて欲しいからと言われていた。

私の心に愛さんの苦しさ、一人になってしまった不安と明るい未来が全く見えないと言う恐怖に心を打ちひしがれている状況が重苦しく響いて来る。
自分は一人でいるのに彼は奥様の元に帰って行く事へのむなしさで心が折れそうになっていた。
彼は彼で愛さんへの思いは充分あるが、お互いの家庭の事があるからと愛さんとの付き合いにブレーキをかけていた。

なんともお互いの気持ちが強すぎるためにすれ違いが大きくなっていくばかりであった。

愛さんの不安はどんどん増大し対面の鑑定では間に合わない事が多くなり電話の鑑定依頼がくるようになった。
「彼と喧嘩をして連絡が来ない、彼は今どんな気持ちなのか」「彼は奥さんの事どお思っているのか」「夫婦関係はうまく行っているのか」と愛さんの心が嫉妬と不安、怒りや恐怖に打ちひしがれている。その心が私に痛みと共に伝わってくる。
こう言う負の感情が心を覆いつくしている時は、アドバイスなどしても心に響く事はないし前に向く事はない。経験上無理だと分かっている。
私はただただ話を聞き、彼の潜在意識を覗いて、彼の本当の心をお伝えする。それを実行する事に終始した。
彼は喧嘩した愛さんに対して、イライラはしているが好きだと言う思いは変わっていない事。
明日になったら連絡が来るから安心するように伝えたり、家庭での様子もそうだった。彼は家庭でも奥様とは心が離れていて喧嘩が多く離婚を考えている事、しかし、子供の事を考えると難しいと悩んでいる事などをお伝えした。
彼の心を聞くと少し愛さんは安心するようだった。
愛さんの心が壊れてしまわないように私が支えるしかない…と電話があるたびにそう思っていた。

不倫問題を抱えた方々の鑑定をしていると辛い思いをしていらっしゃる方が大勢いる。もちろんご相談者様も悪い事とはわかっているが、人の思いである。人は恋をするものである。その恋の行方はその周囲の方たち大勢を巻き込んでしまう。それ程の事をしているのだが…
私はこの方々の「誰が悪いのか」「悪くないのか」の感情を捨て、鑑定結果の事実をお伝えする。
色々な感情が混ざり合い、辛さを一人で抱えて誰にも相談できずにいる。そんな一人一人の方の心が少しでも軽くなるように支えて行く事が大切だと思えてならない。

状況はどうであれ、その壊れそうな心を支える…それが私の課せられた事であると思っている。





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