「効果があらわれる」の「あらわれる」は、「現れる」か「表れる」か。

「効果があらわれる」の「あらわれる」は、「現れる」か「表れる」か。

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 「現れる」とは、「隠れていたものが見えるようになる」という意味であり、用例としては次のようなものがあります。
 「姿を現す」[本性を現す」「太陽が現れる」
   「救世主が現れる」

 一方、「表れる」とは、「思いが外に出る、表現する、表に出る」と多義的で、用例は次のとおりです。
 「喜びを顔に表す」「甘えが態度に表れる」
 「言葉に表す」「不景気の影響が表れる」

 このようなことなので、まずは「隠れていたものが見えるようになる」という意味かどうかで判断するのがよいと思います。

 それから、「現れる」は「人物・事象・問題・症状・現象」の場合に用いられ、「表れる」は「感情・成果・特徴」について用いられる場合が多いので、これで見分けることも有効だと思います。

 ということで、以上のような考え方で判断すれば、多くの場合は適切に書き分けできると思いますが、時に、それでも悩ましいことに遭遇するかもしれません。例えば、成果や効果、変化などの場合です。つまり、「成果があらわれる」「効果があらわれる」「変化があらわれる」の場合に、「現れる」と「表れる」のどちらを選択すべきか、ということです。

 このような場合にも、基本的には上記の説明を基に、どちらがより伝えたいことが伝わるのかを吟味することが第一です。そして、それでも迷ったら、現象として発生するというニュアンスが強い場合には「 現れる」を用い、数値や結果として示されるというニュアンスが強い場合には「 表れる」を用いるという考え方で書き分けてもよいと思います。

 以上のようなことから、このブログのタイトルにある「効果があらわれる」の「あらわれる」については、その効果が、「それまでは見えなかったものが一気に見えるようになった」という意味で用いるのであれば「現れる」と表記するのがよいということになります。一方、「それまで隠れていた」という意味は特になく、徐々にその効果が数値となって示されるようになってきたという意味で用いるのであれば「表れる」と書くのがよいということになります。


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