「変える」、「換える」、「替える」を適切に書き分けることは難しいので、それぞれのポイントと具体例を整理してみました。
1 「変える」
これは、状態・内容を変化させることで、用例としては次のようなものがあります。
「形を変える」、「内容を変える」、「観点を変える」、
「顔色を変える」、「段落を変える」
2 「換える」
あるものを手放すことにより、別のあるものを手に入れる場合に用います。例えば次のようなものです。
「入れ換える」、「物を金に換える」、「電車を乗り換える」、
「名義を書き換える」、「部屋の空気を入れ換える」、
「気分を換える」、「ポイントを商品に換える」
3 「替える」
古いものや現在使っているものを同種の新しいものにするという場合に用います。例えば次のような具合です。
「電池を替える」、「服を替える」、「頭を切り替える」、
「図表を差し替える」、「商売を替える」、「担当者を替える」、
「寝具を夏用に替える」
一応以上のような整理ができるのですが、それでも紛らわしい場合があります。例えば、「入れかえる」の場合、今のものを手放して別のものと交換するという意味の場合は、上記のとおり「入れ換える」が適切です。しかし、一方「手放す」という意味はなく、同種の別のものにするという意味であれば「入れ替える」と書く方が適切です。
このように、「かえる」は難しいので、その意味に着目して慎重に使い分けるか、用例を覚えるしかないと思います。