原稿チェックのポイント

原稿チェックのポイント

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コラム
こんにちは。
Editor Worksと申します。
私は編集プロダクション会社に勤める、現役「編集者」です。

以前投稿したブログ“「編集者」って何する人?”では、
文章チェックだけじゃないというお話をしましたが、
今回は「文章チェック」の部分にフォーカスしてみたいと思います。

■編集者の「視点」

みなさんは学業なりお仕事なり、
何かしら文章を書く機会があると思いますが、
自分の頭の中に描いたものを、「文字」に落とし込むのは
なかなか難しいですよね。

とりあえず書き殴ってみたけど、
本来はどう表現するのが適切なんだろう…
なんだか読みづらい気がする…
でも、どう直せばいいか分からない!

編集者は、そうしたお悩みに寄り添い、
「誰に、どう伝えるか」という視点で、
元の原稿を整理していきます。

誤字脱字や表記ゆれのチェックは基本中の基本として、
他にどんな点を見ているのか、いくつかご紹介します。

・一番伝えたいポイントが埋もれていないか
・読者にとって分かりやすい順番になっているか
・一文が長くなりすぎていないか
・同じ内容を繰り返していないか
などなど。

■長文のBefore/After

具体例を挙げてみましょう。
例えば、こちらの文章。
【Before】
作家みなが全体小説の企画によってかれの仕事の現場にも明瞭にもちこみうるところの、この現実世界を、その全体において経験しよう、とする態度をとることなしには、かれの職業の、外部からあたえられたぬるま湯のなかでの特殊性を克服することは出来ぬであろう
(大江健三郎『職業としての作家』より一部抜粋)
一読しただけでは内容が把握しづらいですよね。
これを私が編集するならこんな感じ。
【After】作家はみな、現実世界をできるだけ広く経験しようとする姿勢が必要なのではないか。そうでなければ、外部から与えられる、安定した環境に依存した状態を克服できないだろう。
修正ポイントは大きく3つ。
・一文を分割し、意味のまとまりごとに整理
・冗長な修飾表現を整理し、読みやすい流れに調整
・抽象的な表現を、平易な表現に言い換え

このように、「伝わる形に整える」ことが編集の役割です。

■目的によって、編集は変わる

さらに今回は「書き手の文体や意図を損なわないこと」も意識しています。
なぜなら、この文章の書き手自身も作家であり、
作家としての熱と意図が込められているからです。

もし「読みやすさ・分かりやすさ」だけで編集していいなら。

作家のみなさんは、現実世界を自分で経験しようとする姿勢が必要だと思います。
そうしなければ、周りから「先生」と呼ばれて少し偉くなったような、特殊な環境から抜け出せないでしょう。

これでもアリってことになりますが…
作者の文体の“味”が消え去りましたね。

でも、もしこれが作家という職業を紹介する「一般書」なら、
このような編集の方が適していると思います。

このように、書き手側の意図を汲んだり、
逆に読み手に合わせて大胆に編集したりと、
目的に応じて最適な形に整えることも、編集者の腕の見せ所です。

■ココナラでできること

ココナラで出品している、文章のリライト・校正サービスでは、
「自分の作った文章を活かしつつ、読みやすくしてほしい」
「要点を箇条書きしたので、ターゲット層に伝わるように文章に起こしてほしい」
など、さまざまなご要望にお応えいたします。
さらに言うなれば、編集者が見ているのは文章だけではありません。
私は書籍だけでなく、会報誌やカタログなど様々な媒体の編集に携わっているので、
レイアウトや見せ方といった「デザイン面」もチェックしています。

それについては、また別の記事でご紹介しますね。
その頃には、デザイン・構成チェックに特化したサービスも出品できたらと思っていますが、出品の前でもそうしたご相談は大歓迎!

なんでもお気軽にご相談ください♪


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