[新人研修]Ex-03.キャリアは向こうから来る
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ビジネス・マーケティング
日本マクドナルド社長時代の原田泳幸さんが、「キャリアなんて今考えてもわからないし変わってしまう。眼の前の仕事に全力を尽くしていれば、キャリアの方からやって来る」という趣旨の話を入社式で新入社員に話したそうです。新人研修では「将来の目標を定めてそれに向かって進め!」的なことがよく言われるのですが、実際にはその目標通りに進める人は少数です。つまり、目標が変わることは挫折ではないのです。
私自身も社会に出た頃の目標は総務の仕事でもなければ人材教育でもありませんでした。でも自分の目の前にある仕事に全力を尽くしているうちに、今のキャリアの方から向こうからやってきて今があることを実感しています。
そもそも自分がやりたいこと、自分が売りたいモノを売ろうとしてもうまくいくとは限りません。(それができれば最高だとは思います。)求められたことをやって対価を得るのが自然な形です。嫌なこと、やりたくないことでも「これは自分の仕事ではない」なんて決めずに一旦は頑張ってみることが大切です。
イリノイ大学が学生を対象に行った研究では学生時代の学校の生徒会などの活動に対する興味や責任感の高さが、将来の年収や職種が望ましいであるかどうかに一定の相関関係があったそうです。これは面倒でもやるべきことをやっているかということが影響していると考えられています。社会人になってから学生活動に参加するわけには行きませんが、前回話をしたような地域の活動であったり会社行事の幹事を引き受けてみることで代替できるでしょう。本音ではやりたくない面倒なことであっても責任感を持って取り組める人の方が、最終的には有利な結果が得られやすいことを研究結果は示唆しています。
出世するということは、自分のことだけでなく他の人を使って仕事を大きくするということでもあります。そこにはプラスアルファの“労力”をかける必要があります。それができる人とできない人で収入の差が出るということは自然なことだと私は考えます。他の人のためにやることが最終的には自分のためになるということでもあります。少し角度を変えれば、自分のために周りの人に役立つ行動をするという考え方もあります。YouTube講演家の鴨頭嘉人さんはこれを自己中心的利他と呼んでいます。
というわけで、メンタリストDaiGoさんの言葉を借りれば「悪魔に魂を売る」つもりで、嫌なことでもトレーニングだと思って取り組んでみると良いと思います。