認知症の母に手紙を出して感じた事

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コラム
「保健室まるみ」です。

ココナラで
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メッセージでの相談を
お受けしております。



今日は、
私の母(88歳)について書きます。
母は2013年頃から認知症で、
2020年6月からグループホームに
入所しています。




介護認定は要介護3ですが、
認知症以外は大きな病気も無く、
お陰様で健康です。




コロナ以前私は、
週に1回母を施設から外出させ、
父と会わせ、外食するなど
をしていました。




しかしコロナ以降、
面会や外出が制限される様になった
ので、私は母に週に1回
手紙を出す様になりました。




母は認知症になっても、
文字がかなり読めていたので、
(漢字は徐々に
読めなくなっています)




大きめの字で、
漢字にはふりがなをふって、
そして毎回手紙に
私の顔写真を貼って
誰からの手紙なのかを
認識してもらう様にして
出しています。




母は認知症になって以来、
私のことを娘だとは認識して
いません。




私の顔を見ると
直ぐに「あー♥」と嬉しそうな笑顔で
近づき、
この人知ってる、信用できる人
という風に思ってはくれていますが、




じゃぁ誰なのか、
という質問には、いつも笑顔で
ごまかされます♥




簡単に言うと
今の母にとって私は
「親切なお姉さん」です♥




ケアマネージャーさんに、
「認知症の方は、
自分が一番楽しかった頃に戻っている
ことがあるので、
お母さんは、一番楽しかったのが、
結婚前や出産前なのかも
しれませんね。そうすると、
娘なんか産んでいない設定なので
(笑)」
と言われたことがあり納得しました。




母に、
80歳過ぎているという話や、
老人の話などをすると、
「世の中大変ね」
「私も将来お世話になるわ」
みたいな、全く他人事の反応
なんです(笑)。





それから母が
「私のお父さん」等と言う時は、
母の実父の事を指している様で、
主人とか息子や娘というワードは
認知症になってから
ほとんど出ない訳なんです。





私はその事に
何の不満もショックもありません。
むしろとても嬉しいです。




母は幸せな世界で生きて欲しいし、
私は「良い人」と認定されて
楽しく過ごせているのだから、
何の問題もありません。




ただ、毎週手紙を出していて、
本当にこれを母が読んでくれている
のか、喜んでくれているのか、
最近ちょっと不安だったのですが、




施設職員の方から、
「お母さんは喜んで手紙を読んで
いらっしゃいますよ」
と教えて頂き、




嬉しくなって、
さっきも手紙を仕上げました。




母も手紙を読む瞬間は
嬉しいのだと思いますが、
(認知症なので次の瞬間
直ぐに忘れている)




実は
私もその手紙を書くのが
とても幸せな時間になっています。




このブログと一緒です。




誰か1人でも
これを読んでくださる人が居る
と想像しながら、
本当に言いたいことを書くことは、




確実に
心の平安をもたらしてくれる
行為です。




年老いた親と離れて暮らして
いらっしゃる方で、
親の事が心配な方、不安な方
には勿論お勧めしますが、




更に私がお勧めしたいのは、
今の自分が不安な方、
自分がくじけそうな方で、




老親がご健在な方は、
ラッキーと思って、
私の手紙に似たこと(アウトプット)
を出してみて下さい。




絵が得意な方は
絵を描いて送るでも良いと
思いますし、




料理が得意な方は
料理を作って
(日持ちのする物なら)
それを送るのも良いと思いますし、



電話でも良いし、
あなたが選んだ洋服でも良い、





とにかくあなたから
発せられるものなら何でも良いです。

コロナ渦にかこつけて、
勇気を出して
送ってみて欲しいのです。





親に送るっていうことが、
他人様にアウトプットするのと、
ちょっと効果が違うからです。




もしかしたら
あなたの生活や人生を
変えることが起きるかもしれません。




補足:すごくお勧めはしますが、
現在親御さんと不仲な方は
無理してやる必要は全く
ありませんよ。

私のブログや電話相談の様に、
どうぞ他人様にアウトプット
し続けて下さい。

親御さんが亡くなっている方も
有る訳ですからね。

ではまた。




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