物理が苦手な人向けのオンライン家庭教師

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この年末年始に5日間連続で高校生に物理・力学の基礎をみっちり教えることになりました。それでここ数日、物理が不得意な子にどうやって基礎を教えたらよいものか、いろいろ思案していたのですが、だいたい方針が固まってきました。

◆ベースに使う本

とりあえず教学社の「体系物理」をベースにして一緒に問題を解き、課題としてセンター試験(共通テスト)型マーク問題を解いてもらうことにしました。

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体系物理」は解答が薄すぎるのが玉に瑕ですが、ネット上で独自に解答を作っている人がいるので、もはや弱点のない網羅型問題集として位置づけてもよいと思います。かなり昔から使われている問題集ですが、最近では京大受験生の間で特に人気が高いと聞きます。

問題は全て著者・下妻先生のオリジナル。有名公式の導出がテーマになっているものも多く、物理を基礎の基礎から理解できるのがよいです。正統派の学習者が最初に手を付けるべき問題集でしょう。あまりにも普及しているので、中古書店で安価に売られていることが多いのも好材料の一つですね。付け加えるなら、最後まで解ききっている場合が少なく、中身が比較的綺麗なのも。

◆考え方の流れを補う本


体系物理では学べない物理の「感覚」ともいうべきものがあります。こちらも古い本になりますが、私はさまざまな本を使った結果、力学はやはり「前田の物理」が最強だという結論に達しました。80年代~90年代の大学受験生が使っていた参考書は、噛み砕きのレベルがやたらと高いです。

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◆アウトプットに使う本

覚えた内容の確認用問題集なら、センター試験・共通テストの過去問が一番適しているでしょう。当初はセンター試験の過去問を編集して生徒に渡そうと考えていましたが、方針を改めて教学社の「共通テスト スマート対策 物理」を使うことに決めました。

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要は過去20年分のセンター試験の過去問を分野別に再編集したもので、厚みもなく表紙の肌触りがよいのがいいです。力学だけとか波動だけとか、分野に特化した問題を解きたい受験生には干天の慈雨でしょう。これこそ私がいま探していた本です。

◆事典として使う本

おそらく年末年始の特訓授業では、このあたりまでしか対応できないと思いますが、手元に置いておきたい辞典型の参考書としては、河合出版の「物理教室」、「親切な物理」などがよいでしょう。生徒にも今後の学習本として、これらをオススメするつもりです。なお、「親切な物理」の写真は私が使い込んだものです。使えば使うほど、味わいが深くなります。

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◆物理のオンライン家庭教師もやります


ちょうどこの分野は教材が揃っているので、ココナラのオンライン家庭教師講座でも物理の基礎を扱いたいと思います。関心がある方は、ぜひお問い合わせ下さい。






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