外国語を使うときは、婉曲表現を知らなかったり不慣れだったりして、剥き出しの感情が表れることがあります。相手を思いやりながら如何にして自分の考えを相手に伝えるか、そこがビジネスの現場では最も重要になります。
たとえばある会議で提案がなされたとき、自分がそれに賛成できないことを英語で伝えるにはどうすればよいでしょうか?
I can't accept your plan.
これを聞いた提案者は「ムリ、絶対ムリ」と言われたように聞こえるでしょう。
こういうときは、まず日本語でどういうべきか考えるとよいでしょう。相手の顔を立てながらも、やんやりと自分の主張を伝えるなら「あなたの考えにも一理あるが、○○する方が少しよいと思う」あたりが無難ではないでしょうか。
I agree with you up to a point, but I feel like it would be a little better to do ...
このto a pointは"to a certain extent"に似た表現で、「部分的に」であることを強調します。見方を変えると、このフレーズは次のbut以下が最も言いたいことだというディスコースマーカーとしても使えます。