公務員試験(面接試験)に合格するコツ!面接カードと場数が重要!

記事
ビジネス・マーケティング
やっとの思いで筆記試験を通過したあとに待ち受けている「面接試験」。

筆記試験受験日から一ヶ月後程度に行われることが多く(合格発表日から約2週間後)、対策が十分にできず不安を抱えたまま本番を迎える人が多いと思います。

ただ、率直に言って公務員試験の面接は、民間に比べ簡単です。

公務員試験の面接の「コツ」をつかみ、正しい対策法で効率良く練習すれば、短期間の対策でも十分合格レベルまでいけます。

この記事では、公務員試験の面接を3回受けて落ちたことがない私が、面接試験に受かるための「コツ」を簡潔にご紹介します。

ぜひ、効率よく対策をして、最終合格を手に入れましょう!
合格までもうひと踏ん張りですよ!

実は「面接カード」が超重要

面接試験は基本的に「面接カード」に沿って行われます。

ですので、面接カードを作成する際は、自分が質問されたい内容の要点を面接カードに書くことがポイントです。

見栄を張って格好いいことを書きすぎたり、嘘をかくと、質問されたときに自分が回答に窮することになるので止めておきましょう。

気をつけてもらいたいことは、面接カード自体は採点の対象ではありません。

どんなにすごい内容を書いたとしても、面接カードはあくまで面接を効率良く行うための道具にすぎません。

気合を入れすぎて、面接カードに事細かに書きすぎると、面接時に質問されても書いてある内容を同じようにしゃべるだけになってしまいますので注意してください。

面接対策はいつからやるべきか

何よりもまずは筆記試験が最優先ですので、基本的には面接対策は筆記試験後からで大丈夫です。

ただし、後述しますが、面接は場数を踏むことが超重要です。

なので、可能であれば、公務員試験を併願してどこかの面接を受けるなどしてください。(私は国を併願して面接練習の場としました。)

志望動機の区分化

面接官から必ずと言っていいほど聞かれる質問が「なぜ民間ではなく、国でなく、市町村ではなく、他県ではなく、我が県を受験したのか」です。

この点を明確に区分して、回答案を準備しましょう。

ちぐはぐな回答をしてしまうと、面接官は「うちはただの併願先にすぎないかも」と不審に思ってしまいます。

具体性

「この県でしかできない、この仕事をどうしてもしたいので、貴県を受験しました」など、あらかじめその県の内情をしっかり調べたうえで回答することが大切です。

志望動機を聞かれたときは、抽象的に「行政に携わりたい」と答えるのではなく、実際にその県で行われている「この施策に携わりたい」、あるいはその県には「このような課題があるため、大学で学んだ知識を生かし、こういった施策を行っていきたい」など、「具体性」を意識して回答しましょう。

具体性を回答することで面接官は、「これだけ我が県のことを勉強している、よっぽどうちの県に入りたいんだな、ただの併願先ではないな」と好印象を持ちます。

会話のキャッチボールを意識

「私は口下手だから面接苦手」と思っている人はそれは勘違いです。

面接において、コミュニケーション能力が重要な採点項目となるのは事実ですが、話上手な人が高評価というわけではありません。

なぜなら、コミュニケーション能力には「聞く力」が含まれています。

公務においては、説明する力ももちろん大切ですが、どちらかというと「聞く力」が求められます。

そのため、質問をされてからだらだらと暗記してきた回答を一方的に数分もしゃべるのだけはやめましょう、これはかなり悪い評価となります。

あくまで試験官との会話のキャッチボールをするよう心がけましょう。

当然キャッチボールですから無言になる状態は極力さけます。

どんな質問もできれば数秒以内で答えてください、5秒以上も沈黙があるとNGです。

また、質問された内容に全くとんちんかな回答をすることもやめましょう、そのためにしっかりと質問を聞いてください、これこそが聞く力です。

質問がよく分からないと思った場合は、再度伺ったほうが得策です。

よく分からないまま、的はずれな回答をすると悪い印象を与えかねません。

面接は場数が命

面接練習で何よりも大切なことは「場数」を踏むことです。

面接は経験値を積むと飛躍的に上手になります。

本命の面接試験までに最低でも

3回以上の模擬面接(大学のキャリアセンターや教授などを利用)
1回以上の本番面接(民間や国など)

4回は面接練習をしましょう。
どうしても模擬面接などができない環境にいる人は、実際に公務員試験を受験して合格した先輩などにお願いしましょう。


【面接練習の効果】

模擬面接1回目は、あまりにもひどい状態、質問に対する回答や表情仕草などの振る舞いなどが散々、けちょんけちょんになり自信喪失します。面接官役の人からかなり指摘されます。

模擬面接2回目も、まだまだ駄目、ひどい状態です。1回目に指摘されたことだけに集中してしまい、初めての質問にあたふたします。

模擬面接3回目で、突然劇的に良くなってきます。1~2回目の不甲斐なさで自分自身でセルフディベートなどを繰り返した結果がでてきます。

そして併願先の本番面接を一回やると、面接に自信がつきます。
最低4回面接練習をしておけば、本番の面接試験で、自信をもって面接を受けることができるでしょう。

圧迫質問にはなんでもいいからとにかく答える
民間に比べて、公務員試験では圧迫質問は少ないですが、1回ぐらいはあると思っていてください。

私の時は最後の方に不意打ち的な感じで1発きました。

圧迫質問がきたときは、どんなに回答に窮するものでも、必ず何かしら答えてください。

試験官側は答えにくい質問をされても、受験者が動揺しないか、あるいは動揺してもいかに早く立ち直ることができるか、イライラしないで粘り強く対処できるかをみています。

メラビアンの法則

メラビアンの法則はすごく有名な法則ですが、人の第一印象はほぼ「視覚情報」から得ているというものです。

【メラビアンの法則】

視覚情報(見た目・表情・しぐさ・視線等)55%

聴覚情報(声の質・話す速さ・声の大きさ・口調等)38%

言語情報(話の内容)7%

しかも、第一印象が決まるまでにはたった3~5秒と言われています。

極論、ノックして入室して挨拶をして着席するまでの間で既に第一印象は決まっているということです。

ノックをして入室したら、丁寧で落ち着いた動作、キープスマイル、そしてハキハキと大きく明瞭な声で試験官とアイコンタクトをとりながら挨拶をしましょう。

第一印象で好印象を獲得できれば、あとは致命的なミスを犯さない限り、良い雰囲気のまま終わりまで行けることでしょう!

あと忘れては行けないのが、退室する際です。

試験はドアを締めるまでが評価されていますので、最後まで気を抜かないようにお礼の言葉やお辞儀などをしっかりしましょう。そして最後の最後ドアがバタンと閉まらないように慎重にしめましょう。

最後に ~面接で逆転できるチャンスが十分ある~

面接試験は配点がとにかく高いです。

ただし、配点が高いということは、一次試験でうまくいかなかった人も十分逆転のチャンスがあるということでもあります。(そもそも筆記試験の点は関係なく面接の点数だけで合否を出す場合もあります)

大学受験などでもそうですが、最後の最後までギリギリまで諦めなかった人が最後に合格をもぎ取ります。

受験者の皆さん、合格までもう少しの辛抱です、ぜひ悔いのないように面接対策に万全を期してくださいね。

ほんとやればやっただけうまくなりますので!

ここまでお読みいただきありがとうございます☆
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す