ChatGPT/Bardを用いて同じ事柄を違う視点を体験できる

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ビジネス・マーケティング
ちょっとしたChatGPTでの実験でもあります。

よく視点移動だとか、他の人から見たらということを書いています。アイデア出しにおいて必須だからですね。僕が僕の感覚で全てアイデアを出していてインプットしているわけはないってことです。
ビジネスであれば、その瞬間、お客様がどう感じたかを考える必要があり、そこに盲目であればビジネスって出来ないですよね。

今回は、視点移動や多視点の説明が色々難しいと思っている中で、生成AIを使えば、それもある程度出来るということを示します。ただこのアウトプットを吟味は当然人がやるのと、課題がないわけではないです

多視点などが分からない人、アイデア初心者などが体験するには良いかなと思っていてそこでつかめるならいいんですね。

実際にみていきましょう。

同じ事柄を違う視点で見るプロンプト

ここでは、ある事柄を、人数と職業の違いというところで、課題と解決策というアウトプットを求めています。

ChatGPT-3.5に対しての質問は以下になります。

"「北向きのマンション」という日当たりが良くないというマンションに対して、7人の異なる人物(職業の違い)からの意見を50字程度で述べてください。その際、課題と解決策をそれぞれ述べてください。"

事柄=北向きのマンションという日当たりが良くない、ということですね。ここをあなたが見たことに変えてもらればいいかなと。例えば、「マンションのゴミ捨て場にカラスが多い」とかでもいいし、「本を月に1冊読む人は半分程度いる」とか。なんでもいいですよ。

人数は7人としたのは3人とかだと少なく、7人くらいあれば流石に「想定していない人」が出てくるかなというイメージです。

アウトプット例

実際のアウトプットを示します。

"住人A(OL): 「北向きのマンションで朝のメイクが難しい。解決策は明るいLEDミラーと専用の化粧ライトを使うこと。」
住人B(学生): 「勉強がしにくい。解決策はデスクライトと白熱灯を併用して明るい環境を作ること。」
住人C(フリーランス画家): 「絵画制作には自然光が必要。解決策は特殊なLED照明を使って太陽光に近い光を再現。」
住人D(看護師): 「不規則な勤務で睡眠が大事。解決策はブラインドと厚手のカーテンで部屋を暗くし、昼寝を快適にする。」
住人E(ITエンジニア): 「ホームオフィスが日光不足で疲れる。解決策はデュアルモニターとブルーライトカット眼鏡を使い、眼の負担を軽減。」
住人F(料理人): 「料理の写真撮影には明るさが必要。解決策は調理台の近くにLEDライトを設置して調理中も明るい状態を保つ。」
住人G(作家): 「創作のためのインスピレーションが不足。解決策はアートライトやキャンドルを使って、心地よい雰囲気を作り出す。」"

日当たりが悪いからというところでそれぞれの立場で課題を出していて、解決策を出しています。ただ直観的にわかると思いますが、おぼこいというか、こなれてないですよね。ここでこの指摘がそのまま正しいとかでなく吟味が必要です。

そして、目的としてはこのアウトプットで、気づいてない想定職業や視点、課題や解決策から「刺激」を得ることです。よって、何度も生成してみたりして遊ぶ感覚がいいかと。あとは事柄を変えてもいいですよね。

ちなみにBardだともう少し違った見せ方なので、好みとかですかね。

Bardの例
"**人物1:不動産会社社長**
課題:日当たりが悪いため、売却価格が安くなりやすい。
解決策:間取りや内装を工夫して、日当たりをカバーする。
**人物2:建築家**
課題:日当たりが悪いため、室内が暗く、湿気がこもりやすい。
解決策:窓を大きくしたり、採光性の高い建材を使用したりすることで、日当たりを改善する。
**人物3:ハウスメーカー営業マン**
課題:日当たりが悪いため、購入を躊躇する人が一定数いる。
解決策:北向きでも快適に暮らせることをアピールする。
**人物4:心理学者**
課題:日当たりが悪いと、気分が落ち込みやすくなる。
解決策:明るい照明や観葉植物を活用して、室内を明るくする。
**人物5:主婦**
課題:日当たりが悪いと、洗濯物が乾きにくい。
解決策:室内干しスペースを広くしたり、浴室乾燥機を導入したりする。
**人物6:子ども**
課題:日当たりが悪いと、遊び場が限られる。
解決策:マンション内に庭や屋上庭園を設置する。
**人物7:高齢者**
課題:日当たりが悪いと、日光浴ができず、健康維持が難しくなる。
解決策:太陽光を浴びられるように、バルコニーやベランダを設置する。

このように、北向きのマンションにはさまざまな課題と解決策があります。購入を検討する際には、これらの点を考慮して判断することが大切です。"

ここでは日当たりが悪となっていますが、僕の一つの聞いた話としては、日光に弱い、つまり紫外線を変換できないというような病気があったかなと思います。日中外に出るのも困難ということですね。その場合北向きの部屋は好まれるし、日光は必須なものの、常になきゃいけないわけではないと。あと洗濯を干せない=花粉がついたりして駄目、という人は外で干さないので北向きがメリットではあるかもしれません。

というのは僕の知見?ですが、こういうのを出せるかどうかは人に有利というか、持ち味な気がします。

生成AIで多視点をシミュレートは可能

これらの人物像を想定すれば、アイデア初心者でもプロンプトを入れればいいのでできそうじゃないですか。

一方でこれらを解釈することができない、または精度が悪い、体験や知見から良くわからない、吟味の上で何が「人間界」では正しいかが不明とかはめちゃくちゃありそうです。

とはいえ、これを武器とするならば出せるのでここまではいいかなと。

課題や問題点

アイデア初心者にとって、多視点とか視点移動といっても良くわからないわけです。その場合にこのプロンプトを使うことで、疑似的に(ある種メガネで視力矯正する感じですかね)視点を獲得できます。7人の視点が一気に手に入る。

なのですが、課題はあります。

1.真実性や妥当性の判断
Bardの例で人物6としてある、子どもが日当たりが悪いと遊びが限られるというのはそうなのかな?みたいなことを思ったとします。その場合、子どもを育てた経験や接する人はなんとなく分かるかもしれない。ですがそれがなければ良くわからないですよね。僕も分からないです(笑)

ただ、この場合子どもという視点で考えると、「日当たりがないから遊べない」となるかは疑問で、別にあるもので遊ぶんですよね。それだけです。影絵とか出来ないだけですからね。

というツッコミを入れていたり、当然それっぽい言い方を生成AIはしてくるので「全然関係ない」こともあると。

そのために、一個ずつ考えないといけないですよね。これを吟味といっています。

この吟味がなく成立する、まかり通れば楽かもしれませんが、それはないですね。ただそれも今はというところで、今後そこまでやってくれるかもしれません。

とはいえ、今時点では、これが現実的として妥当か、本当なのかというところは、人が、あなたが判断しないといけないですね。

少なくとも、こういうアウトプットが上がったのでどうでしょうか、といってそのまま出して何か話が始まるかというとそれはないでしょうね。誰にどう出すかですけどね。

2.身体性の有無
AIにおいてはここでは身体性はゼロです。人間は身体性があります。身体性とは、手足といてもいいし、足で動いてお茶を取りに行って入れて手でコップを取って飲む。そんな動作でもいい。そういうのがAIはないですから、身体的にエラーがあっても多分そこを通すはずです。多分ですよ。

例えば、「足でコップを持ち上げ、頭に乗せてジャンプして、紅茶を口に入れた」なんてのはおかしいですよね?でも、多分こういう文章を出してこないのはそういうことを書いている人から学んでないだけであって、SFとかならありそうですよね。ってだけなんですね。

よって、出てきたものが、人間としてどうかは人間がチェックしないといけない。なのでパートナーなんですよね。

身体性は流石にロボットとかで動くものはありえますが、そこから自ら身体を持っていて、熱いとか、寒いとか、手が痛いとか、そういうのでも、お腹へったとかでも。それを獲得するのは擬似的にはできるかもしれないのですが、結構大変な気がします。

まあ有無があるからこそ、AIにはなくて、人間にはあるからこそ、そこで支え合うのが理想なんじゃないかとかは思いますよね。

3.視点の精度
1と重なるのですが、つまり主婦とか子どもとか、建築会社とか色々出してもそれが想像でしかないのは、ある種ペルソナとかでなんか作っちゃうのと似ています。それによって考えるヒントになるくらいとか、視点をお客様にずらすというところであれば良いのでは?くらいですね。僕は。視点移動を促進するくらいの意味合いと僕は解釈しています、ペルソナですね。

ある種ペルソナとして後は年代や嗜好を入れちゃえばそれっぽいのは作れるんですよ。でもそれが何か?ですよね。リアリティとは、そこに人間的な自然さとか、確からしさですけど、人は合理的でなく不合理というか感情で判断するのもあるので、そこがどの程度あるかですよね。2と重なりますね。

例えば、建築会社の人から話を聞いたことがあるなら精度は高まるのですが、ここで建築会社がどうこう書いているアウトプットをどのレベルで受け入れるかです。「本当かな?」とそこから刺激になって調べてもいいと思いますし、明らかに違うならそこで無視してもいい。その判断で変わるので、アウトプットが仮にAIで一緒でもパートナーの人によって変わるよなあとなかなか深く感じますね。

当然自分の仕事ややってきた一次体験ですねと重なるならそれはより吟味できるので、精度が高いはずです。

視点を体験できるのであとは鍛錬のみ(笑)

ちょちょーっと楽してできることを期待する人はいると思いますしそれはまあ分かるんですよ。ですがそうではないってだけですね。

想定する業務フローはこうです。

従来のアイデア出しフロー
1.アイデアを出すために様々なインプット、体験、知見を入れる。
2.想定するテーマに対して1を得て考える
3.考えるうちに何かアイデアが閃く
4.アイデアを整理して使えるかどうか検証していく

この場合の流れでいうと、経験値が低いと1,2あたりで出てくる視点移動があまりできなく、これは本当にだと思いますが自分で経験して感じてを繰り返す地道なやり取りしかなかったんですね。今もそうですけど。

生成AIが入ることでここに少しだけ明るい、つまりある程度、視点移動がみえるようになるので楽になるかなというところです。ただそれはそこそこ良い指導者がいれば補えるか?というところかもしれません。ただAIのコストは低いとなるとここはめちゃくちゃ画期的ですよね。

生成AIと考えるアイデア出しフロー
1.アイデアを出すために様々なインプット、体験、知見を入れる。
2.得た事柄を生成AIに対して入れてみて視点移動を体験する
3.考えるヒントが見つかり、「一人」で考えるよりは色々な視点でアイデアを出しやすい
4.想定テーマのアイデアを深めて、アイデアをひらめく
5.アイデアを整理して使えるかどうか検証していく

となりフローが増えたと感じますが(笑)実際にはより精度が上がるんじゃないか説です。

アイデア出しレベルに応じて使えるかは変わりそう

ただし、これはアイデア出し初心者の人とか、経験が浅い人向けか、または玄人で全く異なると考えています。
浅い人はこれをやってやる気が出たり、この疑似的体験を早く「実際体験」に落とし込んだほうがいいと。つまり、自分が気づいてない視点で同じ事柄を見ているという事実です。そこが気づけたらあとは日々の鍛錬となるのは変わらないでしょう。

玄人はより精度を上げるために使えるかなと。一方で吟味とか、コスト(打ち込んだりとかですね)として時間もかかるので、そのあたりでどうかというところでしょうか。

よって、今の着地では、
・アイデア出し初心者にとっては視点移動の体験が出来るのが良い。それによってアイデア出しの学習や実践で少しは刺激になるかもしれない。ただし、吟味をしたりする必要があり、そこができないなら使いづらい。
・アイデア出し初心者にとっては、視点を生成するパートナーが生まれているので視点どうすれば動く?わからん!というときはそこはセルフで頼れる存在が生まれるかも。
・玄人にとっては、アイデア出しの精度を上げることができるかも。ただしどこまで生成AIに打ち込むプロンプトや出してくるネタの吟味というところで、自前でやるのと何が違うかの違いを意識して取り組む必要がある。

という着地です。

なので、バラ色でもなんでもないですけど、視点移動を体感する意味では、サポートとしては使えるんじゃないか説です。

使えるものは使った方がいいので、うまく使いたいものですね。
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