こんにちは皆様。
陶器を作ってる親戚が居るので、我が家には焼き物が一杯あった、急須とかお湯のみとかは、母が手でつるつるに為って綺麗になったころに、仕舞っていた。
綺麗になったころに割ってしまうのが常なので、綺麗になると閉まってしまうのだ。
知り合いの陶芸家さんは焼き物は壊れる物や、気にせんと使ったらええ、壊れた時がその物の寿命なんやと言っていて、作る人はそう考えるのだと思った。
金継ぎという技術が有って、ひびが入ったりするだけなら、それで直せると云うのは知っていた。
実は焼き物は繕う事が出来る、金継ぎって技術で修復していくのだ、余りやっていないのは、買った方が安いって云うのが理由。
今の時代、安いだけで物を買ってはいけないと思って居ても、自分の懐具合では出来ない。
金継ぎにテクノロジーを加味して、進化させようとしている人が居る様だ。
大阪ヒートクール代表取締役で大阪大学工学研究科の伊庭野建造助教が協力する形で、Dentsu Lab Tokyoがやっているらしい。
なぜこんなことをし始めたのかという所を読んでみて驚いた、人工物の総重量が、地球上の生物の総重量を上回ったという、研究論文がネイチャーから出たらしい。
新しく物を作るのではなく、繕って使う暮らしが良いのではないかと考えたようです。
経済的には大変なのですがね、でも環境には良いんです、だって焼き物って土に埋めてもそのままなんですよね、捨てようが無い。
それに、大事にしていた物を捨てるのによって、感じる痛みを感じないで済む。
只、その技術の対価を適切な金額で買う人が居るのかどうかが、問題に為ってくる。
環境問題は奥が深い。
考えようと思う、もっと大事に使えないのかを。
いつも、有難う御座います。