ここ数年で働き方が多種多様になり、フリーランスも増えました。アメリカではコロナ前からフリーランスが多かったことを考えるとやっと日本もその波に乗り始めたのかなと思います。
そんな日本のフリーランスブームですから、当然私にも情報が流れてきます。フリーランスに憧れる一面もあります。
しかし、今回はあえて逆行した「会社で働くということ」について若手社員である私の考えを書きます。
長年の間、会社員として働かれている方や、これから就職を控える学生さんにとって有益な記事であれば幸いでございます。
遡ること三年前…
大学4年生になる間近だった私は、就活をしていました。その中で興味を持った会社のインターンシップに夏頃から合計10社ほど参加させていただきました。
私の周辺の人は、インターンに参加する意味の有無が話の一つの話題となっており、「意味などない」と言う人もいました。しかし私は「早期選考に直結するから」という理由で参加していました。
結果的には参加したインターンの早期選考を運良く通過することができ、大学3年生の3月で就活を終えました。
周りの学生は就活を始めたばかりだという人が9割を占めていましたので、早く就活が終わった自分は根拠のない優越感を抱いていました(勿論、就活が終わったことは言えるはずもありませんので静かにしていました)。
正直「勝ち組」だと確信していました。知名度も高い優良メーカーだということもあり、お褒めの言葉を沢山頂けて自信過剰になっていました。
まるで自分が何か凄いことを成し遂げたかのような気分。口では「運が良かっただけだよ」と言いつつ自信過剰になっていたことは悔やんでも悔やみきれません。
このような必要ない自信を抱いた時点で私の成長は一年間止まったのです。
自分が今までしてきたこと全てが正しい選択だったと思っていました。
希望の大学に進学したこと、アルバイトで濃い経験ができたこと、サークル活動で自ら活発に動けたこと、就活の為に資格を数個習得しておいたこと、インターンに10社も参加したこと。
当時の私にとって何も後悔のない大学生活でした。満足しすぎてゴールに辿り着いてしまっていました。思考が停止したまま一年間過ごしました。
4月1日。いざ入社式! 社会人になり会社員として働く日を迎えました。
そこからはトントン拍子で研修を受けていきました。その中で「会社員として働くとは?」というグループディスカッションがありました。
皆さんも一度は考えたことがあるのではないでしょうか??
同期の中から出た意見は、
・給料を貰える
・安定している(大手だし)
・世の中の役に立てる
・新商品を開発することができる
・お客様第一で考え会社に利益をもたらす etc...
全て正解だと思います。私も前述したような事を思っていましたし、人それぞれ意見が違っても良いと思います。十人十色ですよね。
そもそもこんなこと考える必要あるのか?とすら思ってました。会社員になったことに当時は何の疑問も抱いていませんでしたので。
研修を終え、工場現場での勤務が始まりました。尚且つ夜勤が月に2週間あるのでかなり肉体的にはしんどい仕事です。身体的に厳しく辞めてしまう人も少なくないようで、人の入れ替わりは激しいです。
いくら給料が多く入るとは言っても夜勤を自ら進んでやりたいとは言えません。しかし僕は大卒で入社したということもあり、異動も多いようなのでこの生活リズムがずっと続くわけではありません。
そのため、夜勤が無い部署に異動になるまで我慢すればいいかな……と正直思っています。
でも、夜勤が無い部署に異動できたとしても
「またこの現場に戻ってくる可能性はある」
「そもそも異動をいつ発令されるかもわからない」
「異動した先でも夜勤はあるかもしれない」
など多くの不安があります。この不安をいつまでも抱えながら仕事を毎日続けていくことになるのか……と考える日が多くなっていきました。
会社に入ってから4か月が経ったある日、同期入社した女子に「目が死んでるよ」と言われました。入社してから早くも多くの失敗をしてきた僕ですが、この一言が一番ショックでした。
なんでこんなに頑張って仕事して目が死んでるとまで言われなくてはいけないのか。と腹立たしくも感じました。そして、なんでこんなにやりたくない仕事をしてるんだろ……と自分に情けなくも感じました。
ここでふと、4月のやる気に満ち溢れていた頃に受けた新入社員研修を思い出しました。グループディスカッションではこんなお題がありました。
「会社員として働くとは?」
今一度、このお題についての回答を考えてみました。僕の回答は、
大変だけど ”楽に” お金を稼ぐことができる一つの方法
これに尽きると思いました。大変だけど楽。
ありがたいことに正社員として働かせてもらってるので世間体は保ってられる。給料も悪くはない。
いきなり大きな買い物をすることはできないが、それなりに好きなことはできる。会社に毎日出勤すれば毎月給料を貰っているだけの仕事をして成果を残そうと普通の人なら考えるので真面目に仕事をする。
そしたら年功序列制度のお陰で収入も増える。収入が増えれば自ずと結婚という選択肢も見えてくる。守るものが増えるとその分お金が必要になるが、それも会社に通っていれば問題ない。
子供ができたら、家族の為に頑張ってお金を稼がなくてはいけないので嫌でも出勤する。いくら出勤が嫌になっても「起業して一発成功して大金を稼ぐ」というリスクを冒すことは恐いからできない。そんなリスクを負うくらいなら会社員を続けてた方が安定してるし安心する。
起業するとなると周りに批判されるのは目に見えているし、自分に才能があるわけでもないと考えると、現状だと会社員として働くことしかお金を稼ぐ手段は無い
という結論に至りズルズルと会社を辞めずに勤務し続ける。という人が多いのではないかという考察になります。これに当てはまる方が多いのではないでしょうか。
会社で働き始めて4ヶ月でこの結論に至り先が見えてしまった僕は少し仕事のモチベーションが低くなりました。
「もう見えてしまった人生のレールをただ走り続けるだけで死んでいくのかな……」
そう悩んだ時期もありました。しかし、現代では敷かれたレールの上を走るだけが会社員としての生き方ではなくなりました。
収入が足りなければ副業をすればいい。年功序列が嫌ならば結果で昇進できる会社に勤めればいい。出勤したくないのであればフルリモートOKの仕事を選べば良い。
会社員としての働き方でも何種類かある。敷かれたレールの上を走るのか、自分でレールを作るのか。全て自分の行動次第だと思う。