最寄り駅からの帰り道。
私は、ぼんやりと「ありのままの自分」について考えていた。
ありのままを許し、認めて生きること。
それができていると思っていたけど、
実際にはまだまだだったなと感じる。
でも、そんな“まだまだだな”と思っている私を、
そのまま「よし」としてあげたいと思った。
向上心のある自分、それもいいじゃん。
そう思った瞬間、空から一粒の雨が、手の甲にふわりと落ちてきた。
おっ…!
私は、節目や大きな気づきのときに雨が降る“雨女”。
これはきっと、「それでいいよ」って、空からの合図だ。
思わず空に向かって「ありがとう」とつぶやく。
そのまま空は曇りはじめ、私は小走りでマンションへ。
エレベーターに乗ると、デジタルの時計が「4:44」を示していた。
ああ、やっぱり。
まるで、見えない世界と答え合わせをしているようだった。