「担当しました」は、英語だと2つに割れます

「担当しました」は、英語だと2つに割れます

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学び
学会のポスターの前に立っています。
共著者が5人並んだ図を指して、どこをやったのかと聞かれました。

言いたいのは、これです。

解析の部分は私が担当しました。

3秒、考えてみてください。

答えです。

I ran the analysis myself.

手を動かしたのか、責任を持っていたのか

出てきそうなのは、こちらだと思います。

I was in charge of the analysis.

通じます。ただしこれは、責任者だったという文です。
自分の手を動かしたかどうかは、一言も言っていません。
後輩が回したのを見ていた、でも成り立ちます。

ポスターの前で聞かれているのは、たいてい逆のほうです。
この数字は、あなたが出したのか。

・I ran the analysis. → 自分の手で回した
・I was in charge of the analysis. → その部分の責任を持っていた

日本語の「担当しました」は、この2つを1語で言えてしまいます。
言えてしまうので、どちらなのかを言わないまま答えられる。

英語にすると、そこで止まります。動詞を選ばないと文にならないからです。
ran を選べば手の話になり、in charge of を選べば責任の話になる。
中間がありません。

myself はおまけのように見えて、ここでは効いています。
「ほかの誰でもなく自分が」と言い足すことで、
責任のほうではなく作業のほうを言っているとはっきりします。

日本語の「担当」が便利なのは、チームの中で線を引かずに済むからです。
英語はその線を、動詞の形で引かせてきます。

場面を1つずらすと

このプロジェクトの取りまとめをしています。
I'm in charge of this project.

こちらは責任のほう。手を動かしているかどうかは、やはり言っていません。

今日ひとつ

自分の仕事を1つ思い浮かべて、手を動かしたのか、責任を持っていたのかを分けてみてください。
「担当しました」で済ませていたところに、線が1本入ります。

その線は、英語にする前からあったものです。
英語がしたのは、引かせただけです。

来週はまた別の職場から。

納期と、納品したあと

・お届けまで5日(お急ぎ仕上げの有料オプションで2日以内)
・同時にお受けするのは3件まで
・納品後の修正は1回まで承ります(文の差し替え、読み方の調整)

読み方のご指定があれば、その通りに発音するよう調整します。
ご指定の無い専門用語や製品名も、納品前に読み間違いがないか確認しています。

なお、レッスンや個別指導は行いません。教材の制作のみです。

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