「気がします」を I feel にすると、やわらかくなりません

「気がします」を I feel にすると、やわらかくなりません

記事
学び
共著の原稿を読んでいます。
考察の一文が、出ている結果より少しだけ先に進んでいる。
書いたのは、年上の共同研究者です。

言いたいのは、これです。

その解釈は少し強すぎる気がします。

3秒、考えてみてください。

答えです。

I think that's overstating it a little.

弱めているものが、日本語と英語で違います

出てきそうなのは、こちらだと思います。

I feel that interpretation is a little too strong.

意味は取れます。ただ、思ったほどやわらかくなりません。
英語の I feel は、根拠ではなく気持ちで言っているという合図に寄ります。
弱めたつもりが、なんとなくそう思うになる。原稿への指摘としては、かえって弱い。

日本語と英語では、弱めている場所が違います。

日本語は「〜と思います」「〜気がします」「少し」を重ねて、
言っている人の態度をやわらかくします。中身は動かしません。

英語がやわらげるのは、主張の量のほうです。

I think that's overstating it a little.

「言い過ぎだと思う」と中身をはっきり言ったうえで、
a little でどのくらい言い過ぎかを1目盛りだけ下げる。

だから英語では、弱めるほど中身がはっきりします。
日本語は逆で、弱めるほど何を言っているのかが薄くなる。
「強すぎる気がします」は、何が強いのかを言わずに済ませられる言い方です。

年上の相手に言うときほど、日本語はここを薄くしたくなります。
英語はその方向に道が無いので、中身を出してから、量で下げることになります。

場面を1つずらすと

それは言い過ぎだと思います。
I think that's overstating it.

a little を外すだけで、強さがそのまま戻ります。目盛りはここにあります。

今日ひとつ

今日レビューを返すなら、I feel を I think に替えて、代わりに a little を足してみてください。
態度を下げるのをやめて、量のほうを下げる。言いたいことは、そのほうが届きます。

明日は「解析の部分は私が担当しました」。この「担当」は、英語だと2つに割れます。

難易度は、あとから決められます

CEFR の A2〜C1、英検の級、TOEIC のスコア帯、使う文法項目。
どれで指定していただいても構いません。

市販の教材は入門の一周としては優秀ですが、レベルの刻みは棚に並んだ分しかありません。
文をこちらで起こすので、いま詰まっているところに合わせて上げ下げできます。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す