「見送る」は、閉じる断りと飛ばす断りに割れます

「見送る」は、閉じる断りと飛ばす断りに割れます

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学び
紹介でコンペの話が来ています。
中身は悪くありません。ただ、いまは人が出せない。
次の機会には、出たいと思っています。

言いたいのは、これです。

今回は見送らせてください。

3秒、考えてみてください。

答えです。

We're going to pass on this one.

断りの言葉が、2種類に割れています

出てきそうなのは、こちらだと思います。

We'd like to decline this time.

丁寧ですし、失礼でもありません。
ただ decline は、差し出されたものを受け取らないという語です。
招待にも、申し出にも、書類にも使えます。共通しているのは、その一件をそこで閉じること。

pass は違います。もとはカードやゲームで、自分の番を飛ばす語です。
飛ばしているだけなので、次の番があるという前提が残ります。

日本語の「見送る」も、閉じない側の語でした。
断ってはいるのに、見送るという言葉そのものが、また来ることを前提にしている。
そこへ「今回は」が付いて、もう一度その含みを押さえています。

英語では、この含みを pass と this one が分担します。

We're going to pass on this one.

this one は「この件は」。一件だけを指して、ほかを巻き込みません。
this time でも間違いではありませんが、this one のほうが、
次に別の話が来る余地をはっきり残します。

場面を1つずらすと

今回は見送りますが、次はぜひ声をかけてください。
We're going to pass on this one, but please keep us in mind.

飛ばした番のあとに、次の番を置いておく形です。

今日ひとつ

断りの返事を書く前に、閉じるのか、飛ばすのかを先に決めてみてください。
decline と pass のどちらを使うかは、そこで決まります。

明日は「私の一存では決められません」。この「決められません」は、能力の話ではありません。

「今回は見送ります」にあたる言い方、そちらの社内では何と書いていますか。

話者の国と地域は、選べます

アメリカ/イギリス/オーストラリア/ニュージーランド/インド。
全文を1つに統一しても、文ごとに混ぜても構いません。

市販の教材のナレーションは、ほとんどがアメリカ英語です。
一方、仕事で実際に話す相手はそうとは限りません。
話す相手の国・地域が決まっているなら、そこに寄せて作れます。

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