For a comfortable apartment life

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私もマンション暮らしをしていますが、毎週のようにポストへ投函されている新築マンションやリノベマンションのチラシ・・・どれを見てもお洒落な住まいで写真を見ているだけでワクワクします。

私の自宅階下のお部屋は不動産会社さんがリノベーションして販売していましたが、最近購入者が入居したようです。このマンションは築32年、現在新築されている物件に比べ建物自体のスペックはかなり違いがあります・・・断熱性、遮音性、ライフラインなど。

お洒落なインテリアもマンションリノベの大きなポイントですが、やはり基本性能を充実させるポイントに予算を厚く配分すべきだと私は考えています。

①床材は管理組合規定以上の遮音性能がある商品を必ず選択する
②無垢材のフローリングを使用する場合は遮音性能を満たした乾式二重床+中に防音材を充填する
③隣室に接する壁を二重壁にして防音性能を向上させる
④さらに防音性能を上げるには、ふかし壁にして中に遮音シート+防音材を充填する
⑤天井を外し、上階のコンクリートスラブを表しにするインテリアは避ける
⑥窓を二重サッシにして断熱性を高める
⑦その際には、キッチン近くに外気を取込む吸気ダクトを設ける
⑧給排水・給湯配管はさや管ヘッダー方式に入替えする
⑨さや管ヘッダー部分には床下点検口を設ける(※重要)
⑩排水勾配が十分に確保できる範囲内でのみ水回りは移動をする
⑪勾配が取れない場合は躊躇なく床上げして排水に不安が無いようにする
⑫上階からの排水管には消音材を巻く
⑬分電盤は16回路以上、キッチン・水回りは専用回路多く設ける
⑭建具枠には消音ゴムが付いた商品を選択する(※戸当たり音を防ぐ)

ある程度築年数を経過したマンションをリノベーションする場合、以上の点を考慮すべきだと思います・・・特に①~⑤は共同住宅で周囲の方々と快適に過ごすために欠かせない点でしょう。

設計・工事担当者さんが「大丈夫だと思います」という様な場合はその根拠をキチンと確認してください、「思います」という言葉にはリスクが伴います。
見た目ばかりでなく、基本性能が備わってこそ本当の快適さが味わえます。
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